躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

生きるって辛い

YouTubeを見ていたが、途中で集中力が途切れた。

 

なんか辛い。

 

動画に興味が持てなくなる。

 

なんでこんなに辛いんだろう。

 

音声が耳に入らなくなった。

 

生きるって辛いことばかり。

 

自然と涙が出てくる。

 

生きる意味があるのだろうか。

 

体の力が抜ける感じがする。

 

一生双極性障害と付き合っていく、病気と共に生きるって簡単じゃない。

 

病気を隠して働く、鬱を見せないように人付き合いするって、本当に大変なこと。

 

自分が崩壊しないように、結構ギリギリの状態で生きている。

 

 

そんな日は薬多め(医師の許可範囲内)で、早く寝るに限る。

 

とりあえず、寝て何も考えないようにしたい。

 

オーバードーズが頭を横切った1日

 

彼氏と喧嘩をした。

 

普段は私思いで優しい彼氏。

 

でも、たまにイライラしたり怒ると声が大きくなったり、怒鳴る癖がある彼氏(本人は怒鳴ってる自覚なし)。

 

私は怒鳴る人が嫌いだ。

 

父親や祖父がそうだったので、トラウマがあるからだ。

 

彼氏と父親と祖父が重なって、嫌な思い出が蘇った。

 

彼氏が急に怖い存在になる。

 

彼に対抗して私も言いたい事を言うが、やはり途中で泣いてしまう。

 

身近な人には自分を受け入れて欲しいのに・・・。

 

苦しい

 

鬱突入

 

 

その日の夜。

 

いつものように双極性障害の薬を飲もうと手に取った。

 

『今日はしんどいからいつもよりも多めに薬を飲もう。医者にも多少は調節しても良いと言われてるし。でも、どれだけ飲んだら嫌なこと忘れられるかな・・・。しばらく目を覚ましたくない。

 

一瞬、一気にたくさん薬を飲んでやろうという、ヤケクソな気持ちになった。

 

今まで、どんなに鬱でもオーバードーズをしたいと思ったことがなかったのに。

 

ちょっと自分が怖くなり冷静な気持ちに戻って、医者から言われてる適量のリーマス2錠、トリプタノール2錠、プルゼニド2錠を服用した。

 

泣き疲れたのと、いつもより1錠多いトリプタノールのおかげで、トイレで目が覚めることなく13時間眠り続けた

 

 

 

次の日、起きた途端『あー目が覚めちゃった・・・。』とすぐに現実に引き戻され、鬱の気分のまま仕事に行く身支度をした。

 

たくさん寝たけど、薬の副作用なのか体がだるすぎた。

 

 

 

一瞬オーバードーズが頭を横切ったが、体に負担のかかる薬の飲み方はしたくない。

 

自分の体は大切にしたいし、無茶はしたくない。

 

最近しんどいので、またオンラインカウンセリングを開始しようと思う。

 

HSPがゆえの過度な気遣い!?

 

ある日、同じ飲食店に勤めている同僚Aと話していた。

 

今度、私たちが勤務してい会社の別店舗へ食事をしに行くことにした。

 

更に元同僚BとCも誘い、そして彼らの子供たちも連れて行くことになったので全部で7人になった。

 

 

 

約束の日の前日、Bから集合時間の連絡が入った。

 

元同僚B「10時30分に集合して、みんなで車で店に向かおう。」

 

私たちが行くその店舗は車で片道1時間半。

 

店に到着予定の時間は12時、ランチタイム真っ盛りの時間帯。

 

元同僚B「別店舗のスタッフを驚かしたいから、内緒で行って驚かしてやろうよ!」

 

 

 

私はすぐさま『えっ?それってすごく迷惑じゃない??』と思った。

 

その理由は・・・

  • こじんまりとした店舗で席数が少ない
  • 従業員も少ない
  • ランチタイムの忙しい時間帯

 

もちろん飲食代は払うしお客として行くのだが、それにしてももし店が忙しかったら申し訳ない・・・。

 

私だったら、『こんな時間帯に来るなよ、忙しいんだから。飲食で働いてるなら時間を考えろよ!』と思ってしまう。

 

 

 

そして『効率悪いことしてない?』とも思った。

 

なぜかというと、店で使う食材はまとめて食品会社から私が勤務している店舗へ配送される。

 

なので、週に何度か別店舗で働く同僚Dが私の働く店舗へやってきて、必要な分だけ別店舗へ食材を運んでいる。

 

私「Dは毎週何度も食材を運んでるし、代わりに運んであげたら?そのほうが手間も時間も省けるし、楽じゃない?行くことを秘密にしないで、連絡してからいけばいいのでは?」

 

元同僚B「みんなで突然来店したら驚くかなーと思ってさ。サプライズしよーよ!」

 

Bは意見を変えなかった。

 

個人的にサプライズは好きではないのもあるが、私は『そんなサプライズって大事?Dの代わりに食材を持って行ってあげて、仕事を手伝ってあげたほうが良くない?』と心の中で思った。

 

 

この事について彼氏やAに聞いてみたけれど、みんなは理解してくれない。

 

彼氏「ね子は気にしすぎだよー!せっかくの休日なんだから、ただ食べに行って楽しんでこればいいじゃん!」

 

同僚A「ね子の気遣いは素敵だけど、今回は別にそこまでしなくていいんじゃない?」

 

私の意見が普通だと思っていたが、それは少数派だという事に気がついた。

 

私はやっぱり細いことを考えすぎのようだ。

 

私はHSPなんだと再確認。

 

今は、こんな話題を同僚や彼氏にしてしまったことを後悔している

 

こんなことを言って、『ね子って、なんかめんどくさいやつ。』と思われたらどうしよう。

 

何も考えず大人しく流れに身を委ねて、人について行ったらよかっただろうか?

 

また『まじ死ね。』という独り言が出てきて、鬱突入

 

食事に行く日はもうすぐ。

 

同僚達に会うのが怖くなってきた

 

人と関わって生きていくことって、やっぱりなんか辛い

 

死は怖いけど・・・

時々襲ってくる、死への恐怖。

 

自分が死ぬのが怖い。

 

家族が死ぬのも怖い。

 

飼っているペットが死ぬのも怖い。

 

 

私が最後に見る景色はどんなものだろう。

 

自宅なのか、病院の一室なのか、どこか知らない土地なのか。

 

1人で静かに息を引き取るのか、家族に見守ってもらうのか。

 

 

 

双極性障害以外に、私には大きな病気はない。

 

自殺願望もない。

 

でも、死を考えて苦しくなる。

 

怖くてたまらない。

 

 

 

ふと思った。

 

でも、死んでしまったら、何も考えなくて済むんだな。

 

生き苦しさを感じて、モヤモヤしなくなるんだろうな。

 

毎日のように鬱を考えて苦しくなることがなくなるんだろうな。

 

泣くことも無くなるんだろうな。

 

それなら、いずれ死んでしまうことも悪くないかもしれない。

 

 

 

はあ、ここまで考えてしまう自分自身が怖い。

 

でも決して自殺はしない。

 

家族や恋人が悲しむから。

 

せっかくもらった命、人生は無駄にしたくない。

 

今は考えなくてもいいことは、しばらく忘れておこう・・・。

 

Youtube『傷つきやすい人の原因、治療』精神科医が心の病気を解説するCh

 

私はとても傷つきやすい性格だと自覚している。

 

益田先生が例を挙げているように、私は双極性障害II型であるし、医者には言われたことはないが社交不安障害不安障害でもあると思っている。

 

そして何事も『ま、いっか。』と終わらせることができないし、0か100しかないと思っている、白黒思考だ。

 

その様な性格の人は傷つきやすいという。

 

 

 

白黒思考になった理由の一つとして、祖父の影響があると思う。

 

両親が共働きで、同居していた父方の祖父母に面倒を見てもらっていた私。

 

祖父の口癖は『なんでも一番にならないといけない!』だった。

 

小学生の時から、『県内で一番頭のいい高校へ入学しなさい!』と言われた。

 

さらに教師の家庭だったので、周りの目もあって『自分は頭が良く、いい子でなければいけない。』と思っていた。

 

その様な環境だったので、次第に一番に固執する様になっていったと思う。

 

なので、小学生の頃に市内のピアノの発表会で3位に入賞しても『3位なんて大した事ない。自分はまだまだだ。』と思い、嬉しくはなかった。

 

高校受験で県内で2番目の進学校に受かっても、『一番頭のいい高校に入れなかった。』と喜べなかった。

 

大学受験で第一志望に落ちて、第二志望の大学に合格したときも、祖父や両親に対して後ろめたい気持ちだった。

 

『私は一番になれない、ダメな人間だ。』

 

口には出さなかったがそう感じていたし、自分自身に落胆することが多かった様に思う。

 

 

 

環境のせいもあるが、生まれつきの性格のせいもあり、私はとても傷つきやすい人になったんだと思う。

 

やっぱり、自分1人でこの様な性格を変えることはできないから、薬物治療とカウンセリングをしてもらって、少しずつ良くしてくしかないのかなと思う。

 


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Youtube『精神科医がこころの病気を解説するCh』理解されない双極性障害II型

私がYoutubeでチャンネル登録をしている1つが『精神科医がこころの病気を解説するCh』だ。

 

精神科医の益田裕介先生がわかりやすく精神病の説明をしてくれたり、辛い時にどの様に対処すれば良いかアドバイスなどをしてくれる。

 


www.youtube.com

 

私が医師を選ぶときは、同姓である女医や、強い物言いをしない先生を選んでいる。

 

それは、安心して心を開ける医師に話を聞いてもらいたいからだ。

 

益田先生はホワイトボードを使ってわかりやすく説明をしてくれるし、話し方が柔らかいので、よくこのチャンネルの動画を見ている。

 

穏やかに話してくれるので、動画をただ見ているだけでカウンセリングに行ったような気分になって、少し気分が落ち着く。

 

 

今回の動画のタイトルは『理解されない双極性障害II型』。

 

私は双極性障害歴15年以上で、昔は躁と鬱がはっきりしていたが、現在は躁鬱の振れ幅が小さい。

 

なので症状が分かりずらくて、自分でも軽躁なのかわからない時がある。

 

たまに軽躁で頑張れる時があるから、逆に頑張れない時は自分を責める

 

そして側から見たら、だらけていたり、サボっている様にしか見られない。

 

理解されづらい病気だと思う。

 

この様な病気の特徴は知っていたが、益田先生が改めて動画にして発信してくれるとほっとした気持ちになる。

 

自分を責めなくていい。

 

病気のせいで集中力がなくなったり、いろんな事ができない時もある

 

これがもっといろんな人に知ってもらえたらなと思う。

 

病気を隠さなくてもいいくらい理解される様になったら、少しは生きやすくなるかもしれない。

 

大量注文に苦しめられる

 

働いている飲食店に、予約注文が入った。

 

2週間後に150食分という大量注文で、さらに通常とは違うスペシャルメニュー。

 

嫌な予感がした。

 

理由はいくつかある。

 

  • 双極性障害の私は、いつもとは違うことに対して臨機応変に対応することが苦手
  • 慣れない仕事や、時間に間に合うように急いだりすると、焦ってパニックになりやすい
  • ミスをすることに対しての恐怖心が大きい

 

すでに気分が沈んでしまう。

 

予約の日が来るのが怖い。

 

 

 

当日。

 

早朝からの出勤だったが、前日は不安でぐっすり眠れなかった

 

職場に到着すると、空気がピリピリしている気がした。

 

通常メニューとは違うので、マネージャーに一つ一つ聞く。

 

お客が料理を取りに来る時間が決まっているので、ミスしてしまったら間に合わなくなる。

 

 

最初は順調に進んでいたが、次第にお客が来る時間が近づき、ばたつく私たち。

 

同僚「やばい、あと30分しかない!」

 

マネージャーがイライラしだす。

 

場の雰囲気に耐えられなくなる私だが、逃げるわけにはいかない。

 

マネージャー「最終確認をするから、料理の数を数えて!」

 

間違えてはいけないというプレッシャーとピリついた雰囲気のせいか、ちょっとパニック状態になった私はうまく数が数えられない

 

何度か数えてやっと数が合うが、自分が信じられなくなって、やっぱり数が間違っているのではないかと不安になり、また数え直す。

 

間違えたら大変な事になる。

 

マネージャーの怒る顔を想像して、恐怖心が大きくなる。

 

その後、同僚に数の確認を手伝ってもらい、なんとか準備は完了。

 

お客を数分待たせてしまったが、無事に料理を受け渡し、その日の仕事終了。

 

 

 

ほっとしたのも束の間、また不安が私を襲う。

 

  • もしかして料理の数が合ってなかったかもしれない
  • 箸や皿を入れ忘れたかもしれない
  • 後からお客が怒って、苦情の電話をしてくるかもしれない
  • マネージャーやオーナーにこっぴどく怒られるかもしれない

 

勤務終了して家に帰ってから、ずっとハラハラしていた。

 

それは次の勤務日まで続いた。

 

怒られる、怒られる、怒られる・・・

 

苦しい、苦しい、苦しい・・・

 

 

 

結局何の苦情もなかったし、むしろお客からお褒めの連絡をマネージャーはもらったらしい。

 

不安損。

 

しばらく鬱だった時間が無駄だった。

 

普段と違ったことや、大量の注文は受けたくない。

 

無駄に辛くなってしまうから。

 

2023年6月まとめ:そこそこ鬱で抜け殻状態

1ヶ月前に旅行から帰ってきて以来、いつもよりも体力がない

 

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ただでさえ人よりも体力がないのに・・・。

 

なんとか仕事には行けるが、テキパキと動けない。

 

いつもこなしている仕事なのに、とても時間がかかってしまう。

 

それほど忙しく働いたわけではないのに、毎日すごく疲れている

 

 

 

通常ルーティーンは、職場から帰宅後はシャワーを浴びて、ご飯を食べ、椅子に座ってパソコンでブログを書いたり、YouTubeを見たり、読書をして、23時にはベッドに入って就寝。

 

ところが、ここ1週間は家に帰ってくるともうぐったりして抜け殻のようになる。

 

なので、帰宅後はシャワー(かなり体力を使う)、ご飯、19時にベッドに横になって眠たくなるまでYouTubeを見て就寝、という簡単ルーティーンになった。

 

  • 椅子に座る元気がない
  • 体を支える元気がない
  • ものを考える元気がない

充実感はなく、私は何のために生きているのかわからない

 

ただ、働きたくないのに仕方なく働いて、自分の趣味に時間を費やすこともできず、毎日が終わる感じ。

 

無駄に時間が過ぎていく。

 

相変わらず『しね』と独り言を言ってしまう。

 

自分、弱ってるな。

 

季節の変わり目のせいかわからないが、毎年6月は調子が悪いような気がする。

 

自分ルールを無視したら、どん底鬱になった⑥ 友達が漏らした一言

 

私は彼のイライラと友達への申し訳なさで、板挟みされた感じ。

 

ここで彼に怒り返したら鬱になるし、友人の前で泣きたくない。

 

そして、せっかくレストランに連れてきてくれた友達に嫌な思いをさせたくない。

 

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どちらのご機嫌もとりながら上手くやってくしかない。

 

本当は辛くてしんどくて、1人になりたかった

 

でも自分の鬱に目を向けてる暇なんてなかった。

 

とりあえず旅行が終わるまでは耐えないと。

 

 

 

微妙な空気感の中、なんとか友人宅に帰ってきた。

 

アジアン料理でお腹を満たせなかった彼は、別の店でテイクアウトのハンバーガーを購入して、サクッと1人で食べた。

 

その後みんなでゲームをすることに。

 

私と彼はやったことがないゲームだったので、友達からルール説明を受けるが、ちょっと難しそうだ。

 

旅の疲れ、精神的な疲れから、私はとても眠かった。

 

なかなかニコニコできない

 

彼もちょっと疲れた表情。

 

そんな様子を見た友達が、彼のいない隙にぼそっと一言。

 

友達「きっとゲームしたくないんだよ。言えばいいのに。やめよう。レストランだって嫌だったんだよ。」

 

私はハッとした。

 

やっぱり、そう思っちゃうよね。

 

嫌な気持ちになっちゃうよね。

 

そんな思いにさせたくなかったけど、私じゃカバーしきれなかった。

 

ごめん。

 

私も友達のそんな一言を聞いて悲しくなった

 

だが彼は疲れていたが、ルールを真面目に聞いていたし、ゲームをまあまあ楽しんでいた。

 

1時間ほどして無事にゲームが終了し、みんなのトゲトゲした感情は無くなったように見えた。

 

 

次の日、たくさん寝ることができた私たちは、体力的に精神的にほぼ回復。

 

普通の状態の感情。

 

その後、彼は友達に食文化の違いや自分の食へこだわりについて説明した。

 

友達とのわだかまりを解こうとしている彼を見て、私はほっとした。

 

全部ではないが、友達も一部は理解してくれた。

 

そして旅行を終えて自宅に帰ってくることができた。

 

 

 

でも、私はあの友達の一言がどうしても忘れられない

 

友達は決して悪くはないのだが、その友達と少し距離を置こうと思った。

 

友達と長時間、何日も過ごしたりすると、気を使って疲れてしまうし、摩擦がおきる。

 

見たくない一面も見える。

 

嫌な思い出ができる。

 

さらに彼のご機嫌まで悪いと、板挟みで考えることが多くなりすぎてパンクする。

 

やっぱり私には、友達との一定の距離が大事

 

躁になっても『決して自分ルールは忘れてはいけない』と再確認した。

 

 

 

そして彼の理不尽なイライラも忘れられない。

 

あの時は自分の精神が崩壊しないように、旅行を無事終わらせることを考えて何も言えなかったが、私の心の奥底に嫌な思い出として残っていくだろう。

 

鬱になった時にフラッシュバックしそうな気がする。

 

やはり人間って完璧な人はいないよね。

 

普段は私のことを大事に思ってくれてる人(恋人、家族)でも、たまに『そんなことで怒る?』『なんかそれっておかしくない?』って思うことがある。

 

そういう身近な人こそ、そんなところは見たくないし、何か言われた時のショックは大きいんだよな

 

 

 

自分ルールを破ったので、旅行から帰ってきて10日間も疲れが取れず過眠が続いている。

 

仕事は行けるが、いつもよりテキパキと動けないし、なんでも時間がかかる。

 

休日は外に出られない

 

気力体力を使い果たしたので、しばらく体を休めろということかな。

 

自分ルールを無視したら、どん底鬱になった⑤ 不機嫌な彼氏

 

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彼氏は普段私の意見を聞いてくれるし、私のしたいことを優先してくれる。

 

割となんでもOKなタイプ。

 

今回の旅行も、私が友人と旅行へ行きたいと言い出したので、私についてきてくれることになった優しい彼氏。

 

でも、こだわりがあって譲れないことがいくつかある。

 

そのうちの1つが食事。

 

彼の育った国の食文化は日本とは違う。

 

それに加えて、食べ物の好き嫌いが激しい。

 

基本的に食べ慣れたものしか食べないので、一度も食べたことのない料理や食材は口にしない。

 

さらに衛生面もうるさいので、小綺麗なレストランしか入りたがらない。

 

設備の整っていない不衛生な屋台などはNG。

 

ちょっとめんどくさい彼だが、食文化は違うのは仕方がないし、私は食べ物にこだわりがないので、大抵私が彼の食事に合わせている。

 

 

険悪なムードの私たちがレンタカーで向かったのはアジアン料理のレストラン。

 

ここは友人の行きつけで、オススメされたので一緒に食事をすることになった。

 

友人たちが到着するまで駐車場でしばらく待つ。

 

まだ私の涙は止まらない

 

彼もイライラも止まらない

 

イライラが派生していく。

 

細かく書き出すと辛くなってくるので、簡単にまとめる。

 

  • なんでちょっとした喧嘩で、君は鬱になるんだ(喧嘩なんてよくあることだから、そんなことで落ち込んで泣くことはない)
  • ここ数日の旅程が気に食わなかった
  • 効率よく旅ができなかった
  • アジアンレストランで食べたくない

 

彼が不満に思っていたことを、イライラした勢いで全部言われてしまった。

 

彼「君たちが行きたいならいいよ。ついて行くよ。」

 

彼「君たちの好きなもの食べたらいいよ。僕へ別のものを注文するから。」

 

と最初は言っていたのに。

 

そう言いたかったが、ここで言い返すと鬱が長引くと思い、涙を止めることに専念する。

 

友達からメールが入り、『少し遅くなるから、先に中へ入ってて。』と言われたので、2人でレストランへ入る。

 

広い店内にはたくさんテーブルが並べてあるが、ディナータイムなのにその2、3割ほどしかお客が入っていない。

 

無愛想な店員にテーブルに案内される。

 

彼は不機嫌な表情

 

私は友達に指定されたコースを注文。

 

彼はその食材を食べられないので、別のものを注文。

 

そこへ、私たちが喧嘩していることを知らない友達が到着。

 

私は何もなかったように、友人の前では明るく振る舞おうとする。

 

まだ口数が少ない彼

 

友達オススメのコースがテーブルに並べられ、私と友人はそれを食べる。

 

お腹が空いているのに、彼の料理はなかなか届かない。

 

あー気まずい

 

やっと彼のオーダーした料理がやっと届き、ほっとしたのも束の間。

 

彼が思っていた料理と違ったらしい。

 

料理の3分の1を食べて、彼の箸が止まる。

 

あーあ、最悪じゃん

 

友人の前では言わなかったが後になって彼に聞くと、『料理も不味かったが、店が不衛生と感じた。』らしく、これ以上別の料理を注文する気も無くなったらしい。

 

彼の食に対するこだわりが強いのは食文化が違うし、多少は仕方ないと思うのだが、店を紹介してくれた友達にこの態度はない。

 

友達に申し訳ない気持ちになった。

 

私「あなたたちがくる前に彼とちょっと喧嘩したから、彼の機嫌悪いんだよね。ごめんね。」

 

彼のいない間に、友人にちょっと説明しておいた。

 

店の雰囲気、衛生面が気に入らないなんて言えなかった。