私は彼のイライラと友達への申し訳なさで、板挟みされた感じ。
ここで彼に怒り返したら鬱になるし、友人の前で泣きたくない。
そして、せっかくレストランに連れてきてくれた友達に嫌な思いをさせたくない。
どちらのご機嫌もとりながら上手くやってくしかない。
本当は辛くてしんどくて、1人になりたかった。
でも自分の鬱に目を向けてる暇なんてなかった。
とりあえず旅行が終わるまでは耐えないと。
微妙な空気感の中、なんとか友人宅に帰ってきた。
アジアン料理でお腹を満たせなかった彼は、別の店でテイクアウトのハンバーガーを購入して、サクッと1人で食べた。
その後みんなでゲームをすることに。
私と彼はやったことがないゲームだったので、友達からルール説明を受けるが、ちょっと難しそうだ。
旅の疲れ、精神的な疲れから、私はとても眠かった。
なかなかニコニコできない。
彼もちょっと疲れた表情。
そんな様子を見た友達が、彼のいない隙にぼそっと一言。
友達「きっとゲームしたくないんだよ。言えばいいのに。やめよう。レストランだって嫌だったんだよ。」
私はハッとした。
やっぱり、そう思っちゃうよね。
嫌な気持ちになっちゃうよね。
そんな思いにさせたくなかったけど、私じゃカバーしきれなかった。
ごめん。
私も友達のそんな一言を聞いて悲しくなった。
だが彼は疲れていたが、ルールを真面目に聞いていたし、ゲームをまあまあ楽しんでいた。
1時間ほどして無事にゲームが終了し、みんなのトゲトゲした感情は無くなったように見えた。
次の日、たくさん寝ることができた私たちは、体力的に精神的にほぼ回復。
普通の状態の感情。
その後、彼は友達に食文化の違いや自分の食へこだわりについて説明した。
友達とのわだかまりを解こうとしている彼を見て、私はほっとした。
全部ではないが、友達も一部は理解してくれた。
そして旅行を終えて自宅に帰ってくることができた。
でも、私はあの友達の一言がどうしても忘れられない。
友達は決して悪くはないのだが、その友達と少し距離を置こうと思った。
友達と長時間、何日も過ごしたりすると、気を使って疲れてしまうし、摩擦がおきる。
見たくない一面も見える。
嫌な思い出ができる。
さらに彼のご機嫌まで悪いと、板挟みで考えることが多くなりすぎてパンクする。
やっぱり私には、友達との一定の距離が大事。
躁になっても『決して自分ルールは忘れてはいけない』と再確認した。
そして彼の理不尽なイライラも忘れられない。
あの時は自分の精神が崩壊しないように、旅行を無事終わらせることを考えて何も言えなかったが、私の心の奥底に嫌な思い出として残っていくだろう。
鬱になった時にフラッシュバックしそうな気がする。
やはり人間って完璧な人はいないよね。
普段は私のことを大事に思ってくれてる人(恋人、家族)でも、たまに『そんなことで怒る?』『なんかそれっておかしくない?』って思うことがある。
そういう身近な人こそ、そんなところは見たくないし、何か言われた時のショックは大きいんだよな。
自分ルールを破ったので、旅行から帰ってきて10日間も疲れが取れず過眠が続いている。
仕事は行けるが、いつもよりテキパキと動けないし、なんでも時間がかかる。
休日は外に出られない。
気力体力を使い果たしたので、しばらく体を休めろということかな。