躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴13年。幸せを感じるのって難しい。

愛国心のない私がオリンピックを見て思ったこと

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はっきり言ってオリンピックに興味はなかった。

 

コロナがまだ収束していないのに、今はスポーツどころじゃないだろうと思っていた。

 

開会式直前にテレビを見ていると、過去に世界各国で行われた華やかで豪華な開会式の映像が流れた。

 

それに比べ2020年東京オリンピックの開会式は、感染拡大防止のためかコンパクトで少々地味な演出だったと思った。

 

しかし200以上の国のたくさんの選手が次々に登場し、オリンピックという大舞台に挑もうとしている姿を見ると少しワクワクした。

 

 

 

家族はオリンピックの開催に賛成とはでは言わないが、いざオリンピックが始まると、毎日試合を見て楽しんでいる。

 

それにつられて私も試合を見る。

 

自分には愛国心はないし、正直に言って日本代表選手を応援するという気持ちがわからなかった。

 

スポーツが大好きだとか、その選手が好きだから応援するというのは理解できる。

 

しかしスポーツに興味もない人が、彼らと同じ国に生まれたというだけの赤の他人をどうして応援したいのだろうと不思議に思った。

 

 

 

だが、毎日メディアが選手を取り上げて目にするせいか、選手に少し親近感が湧いて、日本選手に勝ってほしいと思うようになった。

 

スポーツに詳しくないが、選手のこれまでの努力、誰にも負けないという気持ちはとても伝わってくる。

 

一生懸命に戦う選手はかっこいいし、見ているだけで少し元気がもらえた。

 

選手と直接的な関係があるわけではないのだが、なんだか「自分も頑張らなきゃいけないな!」という前向きな気持ちになった。

 

人の感情に敏感なHSPとヒステリックなお隣さん

 

私が7歳くらいの頃に、隣の家に越してきた夫婦がいる。

 

夫婦の間に男の子が3人産まれて、私とその家の長男は年も近く同じ時期に同じ小学校に通っていた。

 

その後、夫婦は早々と離婚して旦那は家を出てしまい、気がつけば奥さんと息子3人が住む家となった。

 

可愛くてニコニコした感じのいい奥さんだし、息子3人を置いていくなんて酷い旦那だな、と初めは思っていた。

 

 

 

私の家とお隣さんの家は住宅路一本を挟んでいるし、お互いの庭もあるので、隣といっても隣接しているというほどではない。

 

私の部屋はお隣の家に面していて、夏場は窓を開ける。

 

私が20歳くらいの頃から、たまに隣の家の声が聞こえてくるようになった。

 

奥さん「何してんのーっっ!!いい加減にしなさいっ!!!」

 

奥さんが思春期の息子達に怒っているようだ。

 

私の家の周りは田んぼや畑があり、かなり静かな地域だ。

 

そして女の人の声は高いから聞き取りやすいし、かなり強く怒るので声が響く。

 

男の子3人はまだ10代でやんちゃな年頃だし、奥さん1人でみんなを育てるのはきっと大変だろうなと思っていた。

 

しかし、かなり頻繁に奥さんの怒る声が聞こえるので、だんだん嫌気がさしてくる

 

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ある日、詳しい会話は聞き取れなかったが、かなり激しい口論をしているようだった。

 

ものが壊れる音、ガラスが割れる音、息子が怒鳴る声、奥さんが泣き叫ぶ声・・・

 

HSPの私は人の感情に敏感なので、何の関係もないのに自分が怒られているような気分になった。

 

窓を閉めたいのだが、私の部屋にエアコンがないので、夏は窓を開けておかないと暑くて過ごせない。

 

モヤモヤして、すごく不快な気分になった。

 

 

 

月日が経ち、現在では奥さん、息子1人、奥さんの母がその家で暮らしている。

 

同居している息子も今は1人だけだし、成長してやんちゃ盛りは過ぎたと思ったのだが、まだ口論する声が聞こえてくる。

 

朝から奥さんがキンキンと叫ぶ声が聞こえることもある。

 

こんなに頻繁に口論が聞こえてくると、問題は息子の方ではなく、奥さんの方にあるのではないかと思い出した。

 

息子を怒ることもあるだろうが、あんなに頻繁にキンキン声で怒鳴られたらたまらないし、追い詰められた気持ちになる。

 

もし私だったら言い返す気力も無くなり、言われるがまま自分を責めて、家出するだろう。

 

 

 

今ではヒステリックなイメージのついた奥さんと、外でなるべく会わないようにしている。

 

話すとニコニコして優しくて可愛い奥さんとのギャップが激し過ぎて、なんだかとても怖くなったからだ。

 

実際にお隣さんが私に危害を加えてるわけでもないし、彼らの家庭の問題であって、私に何の関係もないことだ。

 

でもなんだか苦しくなってしまうのは、私が敏感すぎるからだ。

 

 

フリマサイトを利用するHSPの不安

 

最近はコロナの自粛生活により物に執着がなくなったので、以前より思い切った断捨離をしている。

 

仕事以外に出かけることがないから、可愛い洋服もいらない。

 

ブランドバッグが好きで集めていたが、たくさんのバッグを持っていても、使う機会がないから必要ない。

 

使わないまま保管しても、洋服は虫に食われたり、バッグは流行遅れのデザインになったり、いずれ状態は悪くなる。

 

とは言っても、まだ使えるものを捨てるのはもったいないしエコではない。

 

タンスの肥やしにするよりか、欲しい人に有効活用してもらったほうがいいと思った。

 

ということで最近はフリマサイトを使って不用品を販売している。

 

 

 

フリマサイトは販売者と購入者が顔をあわせることがない。

 

HSPの私は人の顔色が気になってしまうので、とてもいいシステムだと思った。

 

しかも自分のペースで利用ができる。

 

それでもたまに、HSPが強く出てしまい鬱になることがある。

 

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 あらかじめ商品の発送期間を設定し、商品が売れたらその期間内に発送しなければいけないというルールになっている。

 

一番長くものだと7日以内に発送する設定もあるが、そうすると商品が売れづらくなる。

 

なので私は少し余裕が持てるよう、自分の商品が売れたら2〜3日以内に商品を発送するという設定にしている。

 

それにもかかわらず、商品が売れるすぐに発送しなければいけないという焦った気持ちになる。

 

いつも設定した期限内に発送はできているのだが、発送が遅くなると購入者が嫌な気持ちになるのではないかと思うからだ。

 

商品が売れると嬉しい反面、そわそわ落ち着かない気持ちになる。

 

 

 

ある日商品が売れて入金があったので、設定した発送方法で送れるように梱包していた。

 

すると思ったより商品が大きく、サイズオーバーになってしまった。

 

発送方法の変更が必要だったのだが、そのフリマサイトは一度商品をキャンセルしないと発送方法が変更できない、ちょっとめんどくさいシステムになっていた。

 

キャンセルすることと、代わりの商品ページを作るので、そこからまた購入して欲しいと購入者に伝えた。

 

自分のミスなのだがすごく嫌な気持ちになって、購入者に怒られるのではないか、嫌がらせをされるのではないかとまで考えた

 

結局はクレームを言われるほどではなく、無事に取引が終了したのだが、取引が終わるまで不安で頭の中がいっぱいだった。

 

「ミスは誰にでもあることだし、購入者にも謝って丁寧に対応したのだから、それでいいじゃん。」

 

と思うポジティブな気持ちもあるのだが、それは5%ほど。

 

後の95%は大きな不安で、数日頭から離れることはなかった。

 

 

 

またある時は別の購入者からクレームがあり、私に対して悪いレビューが書かれた。

 

出品するときはたくさん写真を載せたり、説明を細かく書いたり、購入者が商品のことをなるべくわかりやすいようにして出品しているつもりだ。

 

でも基本的に中古品を販売しているので、使用感や汚れがある。

 

もちろん写真も載せたし、私はそんなに気にならないほどの汚れだった。

 

しかし購入者にしたら、実際に商品が届いて見てみたら、納得のいかないものだったらしい。

 

人の感覚には差があるし、私は新品の商品を売るようなアパレル業者ではない。

 

「クレームを言われることもあるし、そんなことだってある。」

 

と思いつつも、やはり気分が落ちて嫌な気持ちが数日続いた。

 

 

 

人と会わない作業なのに、こんなに人に左右されるなんて、私はどうして社会で生きていったらいいのだろうと思う。

 

山にこもって自給自足の暮らしをして、人間関係をたち切るしか方法はないのかな・・・。

 

『こころが晴れるノート』大野裕

落ち込みがなかなか治らない。

 

オンラインカウンセリングも考えて、ウェブ登録までしたが、申し込みや支払いまでどうしても進めない。

 

ちなみに私が登録したオンラインカウンセリングは1時間で5000円ほど。

 

資格を持ったカウンセラーとの対面相談だと普通は7000円〜10000円程度なので、かなり低価格だ。

 

でも5000円でも私にとっては大きなお金だし、カウンセラーと相性が合わなかったらどうしようと不安になる。

 

そんな時に見つけた本。

 

『こころが晴れるノート』大野裕

 

副タイトルは「うつと不安の認知療法自習長」と表紙に書いてあったので、自分で少しでもうつを改善できればいいと思って読んでみることにした。

 

 

本は薄めだし、文字もぎゅうぎゅう詰まっているわけではないので読みやすい。

 

この本は認知療法を学んで自分の中の自動思考を見つけ出し、ホットな思考に目を向けて自分らしさを取り戻すコツを教えてくれる。

 

・ストレスに気づこう

・問題をはっきりさせよう

・バランスの良い考え方をしよう

・問題を解決しよう

・人間関係を改善しよう

スキーマに挑戦しよう

 

このような問題に取り組むことで自分をトレーニングしていく。

 

タイトルに『こころが晴れるノート』と書いてあるように、本の中に自分の書き込めるスペースがある。

 

鬱になった時は、不安・絶望感・喪失感などの辛いことばがりに目がいってしまうが、問題を書き出すことによって、客観的に冷静に自分の気持ちを見つめることができる

 

すると少し違った考え方もできるようになる。

 

うつ状態により、今はカウンセリングに通うことや人に会うことを避けたい時期なので、この本は私にぴったりだと思った。

 

今回は図書館でこの本を借りたが、購入したいと思える本だった。

 

カナダでカフェアルバイト⑥ 〜カナダ人を人間観察〜

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私のビザの期限が切れるので、カフェの仕事は5ヶ月間で辞めて、日本に帰ることになった。

 

たまにある遅番の一人勤務もストレスだったし、ちょうど良かったのかもしれない。

 

 

 

私はHSPで周りの人が気になるので、よく人間観察をする。

 

カナダのカフェに勤めてみて思ったこと↓

 

【お客】

 

9割がカナダ人で、だいたいがフレンドリーな人である。

 

私が勤務したのは短かい期間だったが、話しかけてくれる人は日本よりも多い。

 

初めて会ったのに、私が身につけていたネックレスを「かわいいわね。」と褒めてくれた女性もいた。

 

【同僚:香港系カナダ人(女性・20代)】

 

幼い時にカナダに移住したようで、中身はカナダ人ぽい。

 

英語もかなり上手で、中国語も話せるバイリンガル

 

時間にルーズでいつも遅刻ばかりしているが、お客とのコミュニケーション能力抜群

 

お客とのおしゃべりが多いが、それがカナダでのサービスで大事なことの1つなので、お客も彼女とおしゃべりができて楽しそう

 

【同僚:フィリピン系カナダ人(男性・20代)】

 

私よりも後にアルバイトとして入り、英語のみを話す、見た目はアジア人だが中身はカナダ人。

 

入ったばっかりの頃は、サンドイッチのレシピや材料をよく知らなくても感覚で作ってしまうような、失敗を恐れないタイプ

 

失敗を注意しても気にする様子はなく、「そっか、ごめんね。」と笑顔で謝る

 

カフェ勤務も経験があるので、少々雑なところはあるが手際はいいし、いつもニコニコ

している。

 

コーヒーが大好きでカフェで働くことをとても楽しんでいる

 

【オーナー:香港系カナダ人(女性・30代)】

 

オーナーだが偉そうな感じはない。

 

ニコニコして感じがよく、お客みんなが友達という感じでフレンドリーで、誰にでも好かれるタイプ

 

感情の波がなく常に穏やか

 

クレームがあっても上手に対処する。

 

 

 

こんなお客や同僚を見て、羨ましさを感じた。

 

みんな明るくポジティブで、どんな人とも仲良くやっていて、人間関係で悩みを持つことはなさそう

 

私が持っていないものだ。

 

カナダの教育や環境がこのような人を育てるのだろうか。

 

双極性障害の原因は、半分は環境によるものだと聞いたことがある。

 

もしそうだったら、私もそんな環境に生まれたかった。

 

働いている時は鬱のことばかりに目がいっていつも辛い思いをしていたが、仕事を辞めてカナダを離れると、私が憧れるポジティブで人間関係良好な人たちと一緒に働けて良い経験だったのかもしれないと感じた。

 

かなだでカフェアルバイト⑤ 〜恐怖の1人遅番〜

 

 

なんとかラテアートでハート型が作れるようになった頃、オーナーに遅番の仕事を頼まれた。

 

遅番は13時から閉店の19までの勤務で、1人で接客、掃除、レジ締めの作業をしなければいけない。

 

嫌だったが、断れなかった

 

経験のない私は雇ってもらっているだけでありがたいと思わないといけないと思っていたので、新人の私がシフトに文句をつけられるわけがない。

 

最初の1日だけ他のスタッフがエスプレッソマシーンの掃除の仕方、レジの締め方、店の鍵の掛け方を教えてくれたが、1日で全て覚えれるわけがなかった。

 

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次の週、私1人きりの遅番勤務が始まったが、もちろん問題だらけだった。

 

まず綺麗な艶のあるミルクフォームができず、キメの粗いものを作ってしまい、満足にカプチーノを作れなかった。

 

作り直すこともできたが、次のお客が待っていると時間をかけるわけにはいかない。

 

誰にも助けを求めることができないし、オーダーをストップすることもできないし、見た目が悪くても仕事をこなすしかなかった。

 

夕方6時頃になると閉店準備を始める。

 

ショーケースに入れてあったクッキーをタッパに詰め込み、ホットサンド用の鉄板を掃除し、ドリップコーヒーの入った大きなポットを洗う。

 

一番厄介なのはエスプレッソマシーンの掃除だ。

 

メモを取ってはいたが、掃除の仕方が合っているか心配になり、疑問が次々と湧いてくる。

 

同僚に助けを求めて電話をするが出てくれない。

 

数百万もする高価なものなので壊すわけにはいかないので、ハラハラしながらわかる範囲で掃除をした。

 

最後にレジの締め作業をするが、今までの飲食店のアルバイトでもこの作業をしたことがなかったのでかなり手間取る。

 

結局初日は予定していた時間よりも30分も遅れて仕事を終えた

 

もちろん次の日に、「仕事時間がオーバーしても、その分の給与を払える余裕はない。」とオーナーに注意された。

 

 

 

「遅番は早番と比べてお客が少なく、忙しくはないので慣れれば楽だよ。」と同僚は言った。

 

だが私はもう1人で仕事をしたくなかった。

 

仕事の間中、不安でいっぱいだった。

 

仕事の間中、お客なんて誰も来なければいい、テイクアウトの注文なんて入らなければいいと思った。

 

誰にも助けを求められず、責任が多いと辛くなる

 

その後、何回やっても遅番の苦痛は変わることがなかった。

 

 

カナダでカフェアルバイト④ 〜バリスタ体験〜

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数年前から、いつかバリスタの仕事をしてみたいと思っていた。

 

コーヒーの味には疎いが、飲むのは好きだったし、ラテアートをしてみたかった。

 

オーストラリアのカフェでは、興味はあったのだが、忙しくてラテ作りを学ぶチャンスがなかった。

 

ここではお客が少ない時間に、コーヒーマシーンを使っていろんなコーヒー作りを練習をする時間があった。

 

まずはコーヒーマシーンの使い方から学ぶ。

 

横幅約1m、抽出口が3つ、ミルクスリームが2つ、購入金額が数百万もする機械だ。

 

高価な機械なので、丁寧に扱わないといけない。

 

豆を挽き、それをぎゅっと型に押し込んで、機械にセットして、エスプレッソを抽出する。

 

抽出時間は確か28秒前後で、毎日バリスタが味を見て決めるので、毎日時間が変わる。

 

コーヒー味音痴の私には、手間がかかる作業だと思った。

 

そこまではすぐにできるが、ラテやカプチーノを作るのが大変だ。

 

まずミルクを泡立てるのが難しい。

 

細いノズルのスチーマーをミルクが入ったジャグ(ミルクを入れるステンレスのカップ)の中に差し込み、高熱の蒸気を出して泡立てるのだが、シューっという蒸気が出る音が大きくてビビってしまう。

 

きめが細かくて艶のある泡を作るにはかなりの練習が必要だ。

 

どうしても泡が荒くて見た目も悪いし、すぐに泡が消えてしまう。

 

かといって泡立てに時間をかけると、ミルクが熱くなりすぎて味が落ちるらしい。

 

ミルクが人肌に温まったら、それをカップに入ったエスプレッソに注ぐ。

 

よく写真で見るようなリーフの形をした模様を作るのは難しい。

 

リーフより簡単なハート形さえも作れない。

 

何度も何度も練習しても上手くならないので、自分の能力の無さにがっかりする。

 

同僚は何年もバリスタ経験がありコーヒー知識も豊富だし、素早く驚くほど綺麗なラテアートを作る。

 

どうしても自分のラテアートを比べてしまい、自身がさらになくなる。

 

 こんなものをお客に出せないし、出したくないと思った。

 

 

カナダでカフェアルバイト③ 〜忙しさとミス〜

 

カフェで働き始めてから数週間。

 

週5日、1日7時間半の勤務に少しずつ慣れつつあった。

 

基本的にレジとサンドイッチなどの軽食作りをした。

 

店は大きくはないが、忙しい時と暇な時の波があった。

 

朝は7〜9時、昼は11時〜13時にお客がたくさん来た。

 

基本的にスタッフは2人勤務で、1人はレジと軽食作り、もう1人はコーヒー作りをした。

 

暇な時はいいのだが、混み合う時間はかなりバタバタした。

 

何と言ってもプレッシャーなのは、お客が長い列を作ることだった。

 

たくさんのお客を見ると、焦る気持ちが強くて、ぎゅっと心臓を縮められるような気持ちさえした。

 

急ぐとミスも出てくる。

 

 

 

ある日、忙しい時間帯にドリップコーヒーを切らしてしまった。

 

また作ればいいのだが、コーヒータンクをいっぱいにするには、15分ほど時間がかかる。

 

「タンクをいっぱいにするまで15分間コーヒーの抽出を待たなくても、少し溜まったらそれを提供すればいいのではないか。」

 

とコーヒー知識のない私は思った。

 

しかしコーヒー通のスタッフからは「それはやっちゃダメ!」と怒られた。

 

なぜなら、最初に出始めたコーヒーは豆の味がとても濃くて、美味しくない。

 

決まられた量の豆と、決められた量のお湯で抽出しないと味が変わるらしい。

 

いつもインスタントコーヒーばかり飲んでいる私には全くの違う世界だった。

 

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ドリップコーヒーの量に気をつけながら接客をするよう心がけるようになった。

 

量は外から見て一目でわかるものではなく、蓋を開けてタンクの中をのぞいたり、タンクを持って揺らして残り量を確認しなければいけない。

 

注意はしていたが、急いでいるとドリップコーヒーが少なくなっていることに気づかずに、切らしてしまうことが時々あった。

 

忙しいとオーダー取りで忙しくて、なかなかそこまで気が回らなかった。

 

忙しいと何かしらミスをする

 

ミスしたら、一気に鬱へと引きずり込まれる

 

・なんでまた失敗したんだろう

・同僚も怒ってるだろうな

・同僚をがっかりさせてしまったな

・お客さん不機嫌だったな

・コーヒー提供に時間がかかり、待たせてしまったお客に合わせる顔がない

 

余裕なんてこれっぽっちもなかった。

 

ほぼ毎日不安だった。

 

私には、落ち着き・冷静さ・気配り・正しい判断力が欠けている

 

カナダでカフェアルバイト② 〜初日〜

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フルタイムで1日8時間・週5日を希望していたが、まずはカフェの仕事に慣れるために最初の1週間は4時間だけの勤務がスタートした。

 

緊張の初日。

 

その日、韓国系カナダ人Sと日本人Aがスタッフとして働いていた。

 

日本人同士の方が説明がわかりやすいからとの理由で、Aが私の教育係となった。

 

仕事内容としては、レジ・軽食の調理・バリスタを全部をできるようにしないといけない。

 

まずはレジ打ちから習う。

 

キャッシュを入れるところは一般的なものだったが、入力はアイパットを使うという、なんだか今時のレジだった。

 

他にも小さなアイパットのようのものが2台あって、それはウーバーイーツなどのテイクアウトの注文を受けるものだ。

 

入力方法を教えてもらうが、全て英語表示で、訳がわからない。

 

ましてやまだどんなメニューがあるかもわからないから、ちんぷんかんぷんだ。

 

しばらく教えてもらった後に、すぐに実践開始という感じで、カウンターに来たお客のオーダーをとることになった。

 

心の準備がまだできていない。

 

あたふたするが、お客は待ってくれない。

 

カナダ人のお客がベラベラと話しているが、緊張とカフェで使う用語に慣れていないこともあって、全く頭に入ってこない。

 

そして私はあがり症なので、不安がすぐに顔に出てしまう

 

そうしているうちに、お客さんの列ができてしまい、私の使えない接客を見かねたAがレジ係を代わってくれた。

 

初日はいろんなことを教えてもらったが、その場にいるのが精一杯で、他のスタッフが働く姿を見ているしかなかった。

 

「あんなことできる気がしない。しかも覚えることがたくさんありすぎる。」

 

言うまでもなく、小心者の私は不安に押しつぶされて、その日は絶望を感じながら眠った

 

本当はカナダで新しい仕事ができると喜ぶべきなのに、そんな風に思える心の余裕は全くなかった

 

カナダでカフェアルバイト① 〜面接〜

祖母のお葬式の出席のため日本に帰国し、仕事を急に休んだために、レストランの仕事をクビになった。

 

その後カナダに戻ったはいいが、また一から仕事探しをしなくてはいけない。

 

前回仕事を探した時は、鬱がひどくてなかなか求人に応募できず、2ヶ月間も無職状態だった。

 

そして今回は滞在できるビザも残り6ヶ月ほどで、ビザが短い外国人労働者を雇ってくれるオーナーを探すことは簡単ではないだろう。

 

気が重い。

 

だが、働かないと生活はできないし、ワーキングホリデーでカナダの生活を体験したくてやってきた意味がない。

 

求人募集のサイトを見ながら、記事を載せている飲食店の口コミや地図を念入りに調べる。

 

モタモタしている時間はなかったので、いまいち心の準備はできていなかったが、いくつか応募してみた。

 

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そして1週間が経ち、ラッキーなことにカフェの仕事の面接を受けることになった。

 

面接当日、ドキドキしながらカフェに向かう。

 

そこは大通り沿いにある、ガラス張りのおしゃれな店だった。

 

店の外から中の様子がよくわかる。

 

「ちょっと私には敷居が高いかも・・・。」

 

小心者の私は、面接前からもうビビってしまう。

 

店の中に入り、スタッフに面接に来たと伝えると、すぐにオーナーが現れた。

 

私と同じ歳ほどの、綺麗なアジア人女性だった。

 

オーナーにしては若い。

 

彼女は香港系カナダ人で、訛りのない英語を話した。

 

そして笑顔が可愛くて優しい。

 

彼女はとても感じもよく、次第に緊張も解けた。

 

10分ほど会話をして、

 

オーナー「土日は忙しくて大変だろうから、とりあえず平日働きにこれる?」

 

と、あっという間に採用が決まった。

 

 

 

思ったより早く仕事がもらえて、嬉しかった。

 

この勢いで体調も良くなればいいのだが、なかなかそうはいかない。