躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

双極性障害の脳は萎縮しているらしい

 

10年程前、双極性障害の新しい治療法を試したいと思い、いつもとは違う病院に行ったことがある。

 

結局その治療法は自分にはあまり効果がなさそうだということで諦めたのだが、その病院の医者に言われたことがある。

 

医者「双極性障害の方は脳が萎縮している人が多いんですよね。」

 

『え?私の脳って縮んでるの!?まだ20代なのに?』

 

これは双極性障害になってから受けたショックの中でもかなり大きなショックだった。(ちなみにショックNO.1は、双極性障害寛解はするけれど完治はしないという事実。)

 

結局、私は脳のMRIをする事はなかったのだが、写真を見たらすぐにわかるらしい。

 

脳の萎縮によって認知機能の障害が起こり、以下のことが低下するという。

 

  • 注意力
  • 学習能力
  • 記憶力
  • 意思決定力

確かに、今の私には全て当てはまる

 

 

私が躁鬱病になったのは21歳の時。

 

それまでは私はというと、小中学校は割と勉強もできた方だし、受験勉強も集中してちゃんとしていた。

 

高校の時はあまり勉強せず集中力も欠けていたが、一応学びたいと思える大学に進学できた。

 

大学1年、2年までは好きなことを学ぶことが楽しかったし、かなり時間がかかってもしっかり課題もこなしていた。

 

 

 

病気になった後は、勉強をしようと思っても集中ができないし、長く椅子にじっと座ることができなくなった。

 

元気のある時はたまに勉強をしようと思ったりするのだが、何度同じことを勉強してもなかなか覚えられない。

 

そして何かを決めることにいつも以上に時間がかかるようになった。

 

例えば旅行へ行くときに航空券を調べるのだが、「どの日程で、どの航空会社で、どの時間帯で、どのウェブサイトから予約をすれば安いのか?」ということが異常に気になってしまう。

 

長所と短所を紙に書き出したし、1日に数時間もそのことを考えたり、何日も時間をかけないと決められない。

 

彼氏に「今日はどこのレストランへ行きたいの?」と聞かれても、いつも決められない。

 

 

 

ほぼ確実に私の脳は萎縮してるだろうと思う。

 

いろんなことに支障が出過ぎている

 

今まで双極性障害は目に見える病気ではないので、頭の片隅ではそれを信じたくない部分があった。

 

だがMRIを撮れば、病気が目に見えてしまうという現実。

 

やっぱり悲しい