躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

アップダウンの激しい1日 ①

 

その日は私は朝からちょっとソワソワしていた。

 

というのは、彼が家族に会うためにしばらく母国に帰るからだ。

 

数年ぶりの帰国に彼は嬉しさを感じつつも、私と1ヶ月離れて暮らすため寂しさも感じているらしい。

 

私は寂しいというよりも、彼が忘れ物しないか、無事に飛行機に乗れるかを心配していた。

 

 

 

スーツケースに衣類やお土産を詰め込み、早めに準備を終えた私たちはランチを食べに外出することにした。

 

お目当てのイタリアンの店に行ったが行列ができていて、何時に入店できるかわからなかった。

 

余裕を持って空港に向かいたいのでその店は諦め、近くにあった日本料理の店に入ることにした。

 

店内は混んでいなかったので、頼んだ料理がすぐに出てきた。

 

味はまあまあだったが、お手頃価格でボリュームがあり満足感のあるランチ。

 

料理を食べながら、家族と会うのが楽しみだとか、あの店の料理を食べたいとか、ワクワクしながら話をする彼。

 

しばらく会えないと思うと、彼と過ごす何気ない日常が幸せなことなんだと感じる。

 

 

ランチを終えて車で家へ帰る途中、道が混んでいた。

 

そろそそ空港へ向かわないと飛行機に乗り遅れてしまう。

 

乗り遅れてしまえば、高かった飛行機代がパーになってしまう。

 

彼が運転している時、一時停止をして歩行者が横断歩道を渡るのを待っていた。

 

ただ歩行者渡り切るのを待っていただけなのに、後ろの車にクラクションを鳴らされた。

 

彼は急いでいたにも関わらず、歩行者が渡り終わるのを待ったいたので(当たり前のことだが)、腹が立ったのだろう。

 

彼「このまま運転したら、人をひいてしまうだろ!」

 

彼は車の窓を開けて腕を出し、歩行者の方を指し、後ろのドライバーにわかるように大袈裟に手を振る。

 

HSPの私は彼のイライラに気づいてちょっとヒヤっとしたが、彼のイライラは数分で収まり無事に帰宅することができた。