仕事を始めると、必ず人間関係で悩む。
仕事に不真面目な人、話が噛み合わない人、言葉に棘がある人、自分の話ばかりで人の話を聞かない人など、苦手な人はたくさんいる。
しかし私の場合、特に苦手なのはイライラして怒りっぽい人である。
人は生活のため、お金を稼ぐために一生懸命働くので、忙しかったり仕事が上手くいかないとイライラしてしまうこともある。
私だってイライラすることもあるが、なるべく人には見せないようにしている。
怒ることも嫌いだし、周りを不快な思いにさせたくないからだ。
しかし、そのイライラをあからさまに人にぶつける人がいる。
相手を威嚇するような怖い顔をしたり、大声で怒鳴り散らされると萎縮してしまう。
そんな事があると職場の雰囲気が凍りついて、働きづらい。
自分が怒られたわけでもないのにも関わらず、一度そんな様子を見てしまうと、『イライラして怒った人=怖い存在』という印象がずっと残る。
例え『優しい時90%+怒る時10%』という人がいたとしても、優しい面がほとんど見えなくなってしまう。
『また怒るかもしれない。』と考えると、その人と気持ちの面で距離を置くようになる。
でも、職場の同僚や上司と毎日顔を合わせなくてはならないので、少しでもその人といい関係を作りたくておべっかを使うことがある。
その人が私に対して怒ったことを考えると、不安と恐怖が頭から離れなくなるからだ。
また私はうつが強くなると泣いてしまう事がよくあるので、怒られた時にその人の前で号泣する可能性がかなり高い。
そんな姿は誰にも見せたくない。
ゴマスリをする自分は好きではないのだが、怒られたくも泣きたくもないし、同じ職場で長く働くためについやってしまう。
その人とする会話は上辺だけで中身がないし、話しても楽しくない。
すぐに気持ちを切り替えられる人や、言い返す勇気がある人もいるだろう。
そんな人が羨ましい。
私はいつ怒られるかわからないという心配がずっと残って離れない。