朝から頭痛があり、調子が悪かった。
授業を受けていたが、難しくて追いつけていけない。
出された課題について考えなきゃいけないが、いっぱいいっぱいで頭が回らない。
他の生徒達とグループで話し合わねかればいけなかったが、どうしても余裕がなく『私は授業についていけるほどの英語力がなくて、わからない。』と言い訳をして、ずっと黙っていた。
「なんて感じが悪いんだろう。」と自分でも思ったが、仕方がなかった。
この授業の間、どうしていいかわからなくなり、絶望感を感じた。
仕舞いには、「私は何もできないつまらない人間だ。」とまで考えるように。
自分にガッカリして涙が出てきた。
今の学校ではいい成績を取る必要はない。
この授業がわからなくても、将来の職業に影響があるわけではない。
卒業できる最低限の点数を取ればいい。
今は外国に滞在するために、学生ビザで学校に通っているだけ。
ほどほどにやっていればいい。
そう頭でわかっているのに、出来の悪い自分は許せないのかもしれない。
「優秀な自分でいなければいけない」、と心の奥底で感じているのかもしれない。
それで劣等感を感じて自己嫌悪になっているのかも。
なんて厄介な性格なんだろう。
自分で追い込んで、自分で落ち込んで、自分自身で鬱を悪化させている。
全てにおいて全力疾走しなくてもいい。
全てのことが得意な人なんていない。
誰だって不得意なことがある。
たまにはほどほどにやってもいいじゃないか。
昔流行った言葉を思い出した。
〜ケセラセラ〜
物事はうまい具合に進んでいく。
だからあれこれと気を揉んでも仕方がない。
自分を苦しめる必要は全くないのだ。