授業で大嫌いなグループワークがやってきた。
海外展開をしている会社について、クラスメイトと2人でプレゼンテーションをすることになった。
人とコミュニケーションを取りながら、協力することが苦手な私。
オンライン授業なので、そのクラスメイトに会ったこともないし、まともに話したこともない。
気を遣ってしまって、どうプレゼンを進めていけばいいかわからない。
それでもなんとか連絡を取り合って、2人で10分間のプレゼンを作成した。
私が担当するのは5分間なのにも関わらず、スライドと説明文の作成に6時間ほどかかった。
プレゼン当日、私たちの番が回ってきた。
人前で話すのは緊張する。
少し手が震えた。
オンラインで授業を受けているので、パソコン上では十数名いるクラスメイトの顔は見えないのだが、それでも緊張して、自分で準備した文章をすらすら読めないし、とてもぎこちない喋りだ。
私のプレゼン途中で、
先生「もう予定の時間が過ぎてるから、あと2分で全部終わらせて。」
と言われて、焦ってパニックになる。
『もうどうでもいいや!』という気持ちになって、適当に早口で文章を読む。
準備した文章を少しカットして、なんとかプレゼンは終了。
そしてオンライン授業なので、パソコンのカメラとマイクをオフにした。
その途端、緊張感が切れて涙がどっと出てきた。
『かなりの時間をかけて作ったプレゼンなのに、うまく発表できなかった。悔しい。みんなの前で恥かいた。』という気持ちが大きかった。
これまで自分は緊張しやすいタイプだとは思っていたが、泣いたり、手が震えたり、鬱気分になってしまうのは、普通の人とは違うように思えた。
そこでその症状をネットで調べてみた。
もしかしたら、私は社交不安障害ではないかと思う。
社交不安障害(SAD)とはどんな病気?
人前で注目が集まるような状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配や強い不安を感じる病気を社交不安障害(SAD)といいます。また、社会不安障害、あがり症と言われることもあります。性格の問題と混同される場合もありますが、社交不安障害ではそれらの行動に強い苦痛を感じ、恐怖感や不安感を強く感じてしまい、極度の緊張と共に、赤面、大量の汗、動悸といった身体症状があらわれて、過剰に「失敗したらどうしよう」、「恥をかいたらどうしよう」という思いにかられ、次第にそうした場面を避けることにより日常生活を避けるようになってしまいます。「たわらクリニック」より引用。
今度カウンセリングでもこのことにいて聞いてみようと思う。