私が初回カウンセリングをお願いしたのは、女性の臨床心理士の方だ。
個人的に同性の方が話しやすいので、女医さんや女性のカウンセラーの方を選ぶ様にしている。
相談するのは躁鬱病からくる不安の改善や、HSPによる苦手な対人関係の克服法についてだ。
リーマスやトリプタノールで病気の悪化を抑えているが、薬だけではどうしようもなく、ストレスを溜めることがたくさんある。
予約した時間になり、ついにビデを電話でカウンセリングがスタートした。
カウンセラー「初めまして。Aと申します。よろしくお願いします。」
初めて会う人なので少し緊張したが、優しい話し方をする方だったのでホッとした。
まずはスライドで、カウンセリングの流れを説明され、どの様なカウンセリング方法が良いか聞かれた。
話を聞いてもらうだけではなく、症状を改善したかったので、考え方のトレーニングをしてほしいとお願いした。
まずは年齢、家族構成、仕事、躁鬱病発症はいつかなどを聞かれた。
カウンセラー「では家族構成を教えてください。」
私「父、母、兄弟の4人家族です。以前は祖父母も一緒に暮らしていました。」
カウンセラー「お父さんはどんな人ですか?性格を教えてください。」
急に涙が込み上げてきて、言葉が出なくなった。
カウンセリングを受けるときや、医師に家族のことを説明するとき、必ず泣いてしまう。
虐待を受けたことはないし、現在は家族とも仲がいいと思っているが、過去のことを思い出すとなぜだか辛くなってしまう。
家族に対してトラウマがあるのかもしれない。(家族についてはまた別の記事で詳しく書く予定です。)
21歳で躁うつ病にかかり、大学は8年かかって卒業し、まともにアルバイトもできないまま数年過ごし、現在は海外で学生をしていると説明した。
カウンセラー「わかりました。それではこのカウンセリングを受けて、どの様なことを話したいですか?」
私「仕事をすると特に不安が強くなります。頭がパンパンになって、寝つきが悪くなってしまうこともあるので辛いです。そして人付き合いが苦手なので、本当は人と一緒に働きたくないんです。でも生活していかなければいけないので、仕方なく働いている状況です。なので、不安症と人間との付き合い方を改善する方法を教えてもらいたいです。」
カウンセラー「わかりました。それではこのカウンセリングを受けて、どの様になりたいか具体的な目標はありますか?」
私「いつも不安で考えすぎるので、楽観的な性格になりたいです。そして人と一緒にいると疲れるので、あまり人と関わらずに仕事や生活をしていきたいです。体調の良い時だけ人に会うのが丁度いいかもしれない。」
カウンセラーはまずは、私の幼少期に家族からどんな影響があったのかを説明してくれた。
- 周りの環境のせいで、子供の時から純粋な自分や欲求を出せなくなっている
- 自分の中に常にある、教師のような部分が強く出ている
- それが今私が苦しんでいる原因の一つになっている
- これから考え方のトレーニングをする事で、子供の時から純粋な自分や欲求をもっと出せるようになれば悩みが少し減るのではないか
カウンセラーは話を聞き終わった後、今日のカウンセリングのまとめを話し、今後の方針について提案してくれた。
あっという間に50分が経ち、カウンセリング終了の時間となったが、優しいカウンセラーだったので、時間を少し押しても丁寧に対応してくれた。
今回は自分の状況を話すだけでほとんど終わってしまったが、次回は思考のトレーニングができるといいと思う。
私の感情の波が激しかったようで、たった1回のカウンセリングで3回ほど泣いた。
これだけ泣いたので、かなり疲れてしまった。
カウンセリング終了後、カウンセラーが今日のカウンセリングのまとめを、ウェブサイト内からメッセージを送ってくれた。
- 相談内容
- 目標・得たいこと
- 見立て
- 今後の方針
一応自分でメモは取っているのだが、泣いてしまうと上手くメモが取れなかったり、頭がうまく回らないこともある。
なのでこのメッセージは話したことを頭で整理しやすいし、とてもわかりやすかった。
長期的にオンラインカウンセリングを受け、症状が少しでも改善するよう、続けてみようと思う。