今までに彼氏と何度も喧嘩をしたことがある。
毎回彼に怒られるのは、私が同じことを何度も言ってしまうからだ。
私の性格上、一度決めたらなんでも早く物事を進めないと気が済まない。
後回しにすることが嫌い。
忘れたくないので、たいていやる事リストを手帳に書き込むタイプ。
やらないとずっと頭の中をぐるぐる回ってしまって、他のことが手につかない。
一方彼はのんびりやで、やらなきゃいけないことは覚えてはいるが、大抵のことは後回しにするタイプ。
やらなきゃいけない時になって、やっと行動する。
焦って今すぐ物事を決めない。
私たちは基本的な性格が違う。
私は一緒に決めなくてはいけないことを彼に「早くやって」と言いがち。
早く終わらせないと気が済まないし、落ち着かない。
私にわーっと言われたときの、彼のセリフは、
「ね子、落ち着いて。また今度決めればいいじゃん。君は同じことを何回も言ってるよ!」
真顔で言われた。
すると今までの喧嘩の思い出がフラッシュバック。
私はハッとして『また同じことをやってしまった。彼に怒られる!』と思った。
私『ごめん、また何度も同じこと言ってしまったね・・・。』
今回彼はそんなに怒ってなかったのだが、どーんと鬱に突入して涙がポロポロ。
彼も自分で怒ってないと言うし、私をフォローするのだが、私の悲しみは深まるばかり。
体がズンと重くなって、ソファに寝そべったきり動けなくなった。
とりあえず頓服薬を飲もうと思い、彼にレキサルティと水を取ってきてもらう。
実際レキサルティの効果ははっきりわからないが、『頓服薬を飲んだ』という安心感で悲しみは落ち着くような気がする。
トイレに行きたいけど動けない。
しばらく我慢したがトイレに行かないわけにはいかないので、ゆっくりとソファから立ち上がり重い足取りで歩く。
体が重すぎて、途中で膝から崩れそうになるくらいしんどい。
最初は『同じことを何度も言ってるよ!』と言われたことで過去に喧嘩したことを思い出して悲しくなったが、その後は特に大きな理由がないのにも関わらず、ずっと悲しい気持ちが続いた。
その日は何も手につかず、トリプタノールを多めに飲んで就寝。
辛い時は早く寝るのが一番。