ある日、仕事で電話対応をした。
私「お電話ありがとうございます。〇〇です。ご注文をお伺いいたします。」
客「あのー、■■を注文したいんですけど・・・。」
私は少し驚いた。
なぜかと言うと、■■を電話で注文してくるお客はあまりいないので、この問い合わせは珍しかった。
残念ながらその商品は売り切れていたので丁寧に断る。
それでもお客は質問をしてきた。
客「いつ販売してますか?何時頃なら注文できますか?」
私「夕方には売り切れてしまうことが多いので、大抵の場合、朝なら在庫ありますよ。」
客「毎日販売していないんですか?」
食い下がる客にめんどくさくなる私。
次第に、うまく言葉が出てこなくなってくる。
つい、変な言葉遣い(接客用語にはちょっと不向きな言葉)になってしまったが、客はやっと諦めてくれたので、電話は終了。
電話を切ると、同僚がすかさず私に話しかけた。
同僚「今のって何の話だったの?」
私「■■の問い合わせだったけど、品切れだったから断ったよ。」
同僚「確かに今は在庫ないけど、あれならすぐ作れるから注文取れば良かったじゃん。店も暇だし、時間あったのに・・・。次からは注文とろうよ。」
ゆっくり考えると、確かにそうだった。
品切れではあるが、調理できないことはない。
普段だったらダメだが、今回の場合は注文可能。
断ってしまったことに後悔。
私には臨機応変さが足りない。
いつもとは違う注文があると、パニックになって対応が変になる。
ちょっと考えればわかることなのに、思考が停止する。
あと3時間勤務が残っていたので、頓服であるレキサルティをのむ。
残念ながら特に変化なし。
身体中から鬱が溢れて、今まで雑談していた同僚とも話せない状態。
- お客に変な言葉遣いをしてしまった
- 注文を断り、店の売り上げを伸ばせなかった
帰宅後、ずっとこのことを考えてしまい、深めの鬱突入。
10分に1回『死ね』と呟く。
自分が死にたいわけではない。
ただこの出来事を頭の中から消し去りたいだけ。
鬱である今を忘れたいだけ。
あまりにも鬱が酷いので、夕方5時頃にトリプタノールを1錠のむ。
いつもは午前0時頃に寝ているのだが、この日は夕飯も食べずに食べ夕方6時に寝落ち。
目が覚めたのは朝4時。
最近トリプタノールを服用していなかったせいか、効き目が強い。
もう一度寝ようとするが、昨日の出来事がぶり返して気分が悪いし、寝つきも悪い。
朝10時に目が覚めるが、すぐに鬱思考。
朝から『死ね』を連呼。
仕事を今すぐ辞めたい気分。
体もだるい。
全てから逃げ出したい。