私は海外の飲食店で接客業のアルバイトをしている。
夏は猫の手でも借りたいほど、とても忙しい毎日。
お客からのオーダー用紙がずらっと並び、なかなか調理が追いつかず、一生終わらない気がして絶望的な気分になることが多々ある。
お客に料理を出す時、思ったよりも時間がかかってしまい、嫌な顔をされることもある。
料理を早く準備しなければいけないストレスに加えて、そんなお客の表情を見ると、HSPの私はとても落ち込んでしまう。
なので勤務日には『今日は忙しくありませんように!』といつも願いながら出勤していた。
最近冬になり、客の数が減ってきたのを実感する。
お客が列を作ることもないし、オーダー用紙がずらっと並ぶことがほとんどなくなった。
それに加えて1年以上同じ職場で働いているので、以前と比べて要領は掴めたし仕事が早くなった。
たまに失敗もあるが、気持ちが少し楽。
さらに、暇になると私だけではなく同僚の心の余裕も増えてきたので、同僚の機嫌を取ろうと考えなくても良くなってきた。
閑散期の今は職場での居心地がいい。
同僚の気分も悪くないので、気を使わなくてもいい。
勤務時間が長いので体は疲れているが、忙しすぎてパニックになることもないし、勤務時の私の心に余裕がある。
売上が明らかに悪いし、飲食店のオーナーには申し訳ないが、このまま閑散期がずっと続いてくれたらいいなと思う。
鬱や不安をゼロにすることはできないが、気持ち穏やかに働くことができるので、双極性障害&HSPの私にはとても助かる仕事環境だ。