最近また『死』について考えるようになった。
年に数回、このことを考えてしまうサイクルがやってくる。
このサイクルに入ると、どんどん考えが飛び火して収拾がつかなくなってしまう。
ネガティブ思考が止まらない。
ふと思い出すのは、昨年愛犬が死んでしまったことだ。
死んでしまう一週間前から呼吸が苦しそうだったし、痛みもあったようでキャンキャンと叫ぶこともあった。
私が双極性障害になった時から十数年間、自分の子供のように育ててきた犬。
鬱で辛い時にいつもその子に癒してもらった。
その様子を見ていると自分も苦しくなったし、死後2週間ほど私は毎日泣き続けたし、情緒不安定で職場で泣いてしまうこともあった。
このことで生と死をより身直に感じるようになった。
家族が死ぬことが怖い。
特に今は問題はないのだが、高齢になってきた両親の将来を考えると辛くなる。
現在両親は2人暮らしなのだが、病気になったら、亡くなってしまったら、死に目に会えなかったら・・・と今考えなくてもいい先のことをどうしても考えてしまう。
祖父母はもう亡くなってしまったのだが、それ以上に両親の死はかなり心に傷を負うだろう。
籍はまだ入れていないが、事実婚状態の彼氏が将来死んでしまったらどうだろう。
一人ぼっちになって、自分の魂の半分がどこかに消えていった感じだろうか。
生きる気力か確実に無くなるだろう。
もし将来自分に子供ができて、その子がいずれ死が訪れることを考えると、子供を産むことが良いことなのかを考えてしまう。
死だけじゃなく、生きていると多かれ少なかれ痛みや苦しみも伴う。
その子は生まれて良かったと思ってくれるだろうか?
最後に、自分が死ぬことが怖い。
老衰なのか、病気で苦しみながら死ぬのか。
火葬されているところを想像して苦しくなる。
お金を稼いでも、死んでしまったらなんの意味もない。
たとえ輪廻転生したとしても記憶は無くなる。
死後に持っていけるものは何もない。
今持っている目標や、頑張っていることがどうでも良くなってしまう。
果たして今生きている人生に何の意味があるのだろうか?
こんなことを考えだした時点で、大鬱期が近づいているのかもしれない。