昨日、バイト先のオーナーの機嫌があまり良くなかった。
私がいつも通りに働いていると、「ちょっと、これどうゆうこと!?」というオーナーの声が飛んできた。
振り返ると私の後ろに、伝票を片手に持ったオーナーが怖い顔をして立っていた。
オーナー「これちゃんと確かめた?仕入れているものが足りないんだけど!」
その日、仕入れ先の業者がきた時に対応したのは私だった。
私「数を数えて確かめましたよ。」
オーナー「AとBがどこにも見当たらない!」
嫌な空気が漂った。
確かに業者と一緒に商品を確認したが、普段業者対応をしない私は、数え間違いや商品を見間違えたのかもしれないと思った。
私のミスかもしれない。
オーナーの怒った顔を見ていると、血の気が引いていく。
すぐに仕入れたものを確かめに行く。
伝票に書いてあったものは、確かに受け取っていた。
商品Aは段ボールの隅に隠れて入っていたし、大量に頼んでいた商品Bは品切れだったので今日入荷ができなかった。
結局はオーナーの勘違いだった。
オーナーはさらっと謝って、この話は終了。
でも私の気分はしばらく悪かった。
オーナーはその時忙しくてイライラしてたけど、誰でも見間違いはあるし、誤って私を責めたことはしょうがない。
でも私にはこのことが少しトラウマになった。
休日に家で過ごしていると、バイト先のオーナーからメールが入った。
何だか嫌な予感がした。
メールを読む心の準備ができてなかったので、10分ほど内容も確かめず放置した。
ずっと返信しないわけにもいかないので、ため息をつきながらスマホを手に取った。
メールを開くと『お客さんから苦情が来ています。一度電話してください。』
スマホをテーブルに置いた。
頭が真っ白。
『え?なぜ苦情が?私がミスしたのかな?電話したくない、オーナーに怒られたくない・・・。』
内容は全くわからなかったが、悪いことしか想像できず、すごく怖くなってきて涙が出てきた。
数分間涙が止まるのを待って、少し落ち着いてからオーナーに電話をかけ直した。
私「どうしましたか?苦情とはどんなことですか?」
オーナー「数日前のお客さんで、注文と違うものが入っていたと苦情があったんだけど、覚えてる?」
私「すいません、忙しかったので記憶にありません。」
オーナー「自分自身も覚えてなくて、レシートもないから確認したかったんだけど、時間もなかったしお客さんに返金した。」
その日私が働いていたことは確かだが、他にも従業員がいるので誰が接客したかもわからない。
レシートがないのでお客が嘘をついている場合もあるし、結局誰に責任があるかわからなかった。
オーナーは怒っていなかったし、声を荒げることもなかった。
不安が爆発して涙が出るほど恐れていた電話はただの確認で終わった。
私のミスだったかは不確かだったが、かなりのストレスを受けた。
電話が終わると一気に体がだるくなった。
私はあまり夢は見ないのだが、その日の夜、アルバイトをしている夢を見た。
アルバイトをしているお店が、たくさんのお客でぎゅうぎゅうになっている。
私はバタバタとお店を走り回る。
お客のクレーム対応に追われるが、他の従業員は忙しくて誰も助けてくれない。
私が一番働きたくない状況だった。
嫌だけれど、この場からは逃げられない。
どうしよう、どうしよう・・・。
そして目が覚めた。
こんな夢を見るということは、やっぱり昨日はストレスが大きかったのだと自覚。
こんなストレスは長引かせたくない。
調子が悪い時は、薬を調節して飲んでいいように医師から言われている。
今日はぐっすり眠れるよう、いつも飲んでいるリーマスに加えてトリプタノールを追加して飲もうと思う。
夢くらいは、ストレスなく平穏でハッピーでありたい。