実家では猫を多頭飼いしていた経験もあり、猫が好きだ。
猫が喉を鳴らすのも愛らしいのだが、猫の両脇を持ち上げると、ビヨーンと伸びる姿がなんとも言えず可愛い。
はてなブログのアイコンの猫も昔飼っていた中の一匹。
生後2ヶ月くらいの野良だった子猫を引き取った。
実家は田んぼや畑に囲まれているし、周りに車があまり走っていないので、猫達は家と外を行き来していた。
この本を読んで、なんだか実家の猫達を思い出した。
【あらすじ】
筆者が大分県にある小さな山の上に引っ越し、野良猫達に出会うことからこのストーリーが始まる。
以前から猫好きだった筆者は、その後6匹の猫と一緒に暮らすことを決意。
避妊去勢手術をしたこと、1日2回のご飯の合図に『犬のおまわりさん』を流すこと、ラッパの合図で一緒に散歩することなど、猫達との日常が書かれている。
そして、しばらく家に帰らなくなった猫がいたことがきっかけで、猫にGPSをつけて行動範囲を観察したという。
猫を飼うという感覚ではなく、猫と一緒に生きる、共存するような感覚。
四季を感じながら、田舎で時間に急かされず、のんびりと暮らす日々。
本を読みながら田舎での生活をイメージし、可愛い猫達の写真を見て癒やされる。
都会に住んでいたり、忙しい生活をしている人にぜひ読んでもらいたい。
ちょっと立ち止まって一息つけるような気持ちになれる本。
私もいつか猫と一緒に、ゆったりとした豊かな時間を過ごしたい。