また同僚の気分が良くなかった。
以前も記事を書いたが、同僚は体調が悪くなるととても静かになり、負のオーラを出す。
誰でも体調は悪い時はあるが、普段の陽気な性格との差が大きすぎて、こちらもどうして良いかわからない。
とりあえず、同僚の元気が出るまで静かにしていよう。
・・・・・・・
空気が重い。
仕事に関係することで話しかけても、「・・・xxxxx・・。」とボソボソ話すので聞き取れない。
同僚が何と言ったのかわからなかったのだが、これ以上同僚に話しかけるのは良くないような気がして、私もそれ以上は聞かない、というか聞けなかった。
何だか同僚を怒らせてしまうような気がしたからだ。
黙って同僚の動きを観察していると、少しイライラしているように見えた。
『私が仕事できないから、イライラさせてしまったのではないか?』
『私が無駄に話しかけたのが良くなかったのかな?』
私も何だかモヤモヤしてくる。
そんなことをずっと考えていると、私は次第にイライラしてきた。
『体調悪いのは仕方ないけど、なんであんなに態度悪いんだろう?』
『こっちまで嫌な気分になってくる!』
結局悪い空気のまま、営業終了の時間になってしまった。
2人で協力しながら片付けをしなければいけないのに、何の仕事が残っていて、何の仕事が終わっているのかわからなくなった。
私「あと何すればいいかな?」
その一言が言えない。
自分で確認しながらできる限り、一人でできることをする。
そして早くこの空間から逃げ出したかったので、急いで作業をこなした。
やっと全ての閉店作業が終わり、ホッと一息。
それでも同僚はまだ元気がなく、負のオーラも背負ったまま。
私は同僚の気分を変えようと気を遣って、いつものようにお互いが好きなゲームの話をした。
私「今ね、あのゲームでイベントしてるんだよ。知ってた?」
同僚「へー、知らなかった。最近ゲームしてないんだよね・・・。」
同僚は聞き取れる声で話したが、それでもまだ声に元気がない。
私はこれ以上話しても意味がないと思った。
気を遣って話していると私の方も疲れてくる。
もういいや。
私「お疲れ様でしたー!」
同僚「お疲れー。」
店を出て、帰宅した。
家に到着して落ち着いて考えると、たまたま彼の体調が悪いだけで、私が悪いんだと思わなくてもいいんじゃないかと思えるようになった。
同僚の機嫌を取る必要もないし、変に考えすぎる必要もない。
いつも通りに、お給料をもらうために働けばいいだけ。
それなのに仕事中は同僚に必要以上に影響されて、私は自責の念、イライラ感を持ってしまった。
私は自分で自分自身を疲れさせていることに気がついた。
なんて無駄なエネルギーを使ってしまったんだろう・・・。
人に左右されない、心が揺らがない自分を保ちたい。