最近鬱状態が長く続いている。
そんな時に図書館に行って目につくのは、鬱に関する本ばかり。
こないだ読んだ本を紹介したい。
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『うつを見つめる言葉』曽野綾子
いろんな本から選んだ名言集という感じ。
びっしり文字が書いてあるわけではないので、読みやすい。
この本には一切「うつ」という言葉は出てこないが、鬱の人を励ましてくれる。
いくつかフレーズをピックアップしてみた。
・自分が相手からどう思われているかなどということは、人生でさしたる問題ではない。(『生きるための闘い』)
・自分は、他人に簡単にわかられてしますほど単純な人間ではない、と考えるのも1つの手である。(『人びとの中の私』)
・私はこの世で、不誠実ということも、時には誠実と同じくらい重要だと思うことがある。(『ほんとうの話』)
・自分にもわかりにくい自分の本当の姿を、どうして他人がわかることができよう。(『人びとの中の私』)
・何よりも、自分の不幸を特別なものだと思わないようにすることが肝心なのではないかと、私はいつも自分に言い聞かせることにしている。(『まず微笑』)
・辛い体験をすることのメリットは実に大きい。人間はそれで自信をつける。怖いものが、完全になくなりはしないが、少なくとも少し減るのである。(『教育の論点』)
・私はこの頃、「あるがまま」ということの意味を次第に大きく感じるようになって来た。(『悲しくて明るい場所』)
・人間は無限に変わる。(『至福の境地』)
以上が今の自分に響いた言葉だった。
他にもいいなと思うフレーズがたくさんあった。
しばらく時間をおいて読むときっと別の言葉が自分を励ましてくれると思う。