躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴13年。幸せを感じるのって難しい。

許せない留学生

 

 

学校へ行くまでが大変だったが、学校へ行ってしまえばなんと普通に過ごせていた。

 

ネイティブの先生の授業は難しいが、明るい先生が多く、生徒を楽しませてくれて、雰囲気が良かった。

 

そのような先生の元、留学生ばかりの教室で学ぶことは、私にとってとても意義のあることであった。真面目に授業を受けていた。

 

私の参加するクラスには多国籍で17歳〜30歳くらいの生徒がいた。

 

ある日私はロシア系の17歳少年の横の席になった。

 

彼と同じクラスになるのは2回目。隣の席になるのは初めてだった。

 

先生は話すことを聞いて、ノートに書き込むという授業内容で、私は分からないなりにも先生の言うことを一言も聞き漏らさないよう集中していた。

 

すると、私の横で例の彼が何かをしている。横を見ると、彼のノートは白紙。彼は私の顔を見るとニコっとした。特に話しかけて来るわけでもないので、私はまた先生の話に集中した。

 

しばらくすると、彼は私の腕を軽く突っついた。彼の消しゴムで何か遊んでいるのを見せたいらしい。

 

「彼の精神年齢は5歳児かな?」

 

と思ったが、まだ先生の話の最中だったし、何か英語で返すいい言葉も見つからなかったので、無視をした。

 

しばらくすると、また彼が私の腕と突っつく。

 

私がなんの面白い反応を見せなかったせいか、今度は私の消しゴムまで横取りして、彼はそれにペンをぶっ刺した。

 

授業を邪魔されるのも嫌だが、物を大事にしない人も大嫌いである。しかもその消しゴムは私のものだ。人のものを勝手に使うのも、傷つけることも最低である。

 

私は普段、思ったことを口にできないタイプである。だが、この時は違った。

 

私『I hate you!』

 

知っている限りの英単語を頭の中で駆け巡らせたが、いいフレーズが出で来るわけもなく、こんな簡単な言葉しか出てこなかった。彼は私が怒ったことが面白いらしく、ずっとニコニコしていた。さらに腹がたつ。

 

今思えば、幼稚な十代の少年を相手に怒って教室を出て行くことは全くなかったのだが、当時の私は念願叶って留学できた、価値のあるこの時を邪魔されたくはなかった。そのような学ぶ気のない不真面目な生徒は、教室から排除したいほど許せない存在であった。