ある日、友達に言われた一言。
「ね子、これからイベントがたくさんあるから、すごく楽しみだね!」
私は一瞬考えてから、愛想笑いをした。
最近、職場に大量注文が何度もあり、いつもよりも忙しい日々を過ごしていた。
それが一旦落ち着いて、私はほっとしていた。
だがその後、私は鬱になって、毎日ブツブツと独り言が出てくるほど気分が重い毎日。
ある日、友人とお互いの近況を話していた。
友人「ね子は最近忙しくて大変だったんだね。でもこれから遊びの予定がたくさんあって、すごく楽しみだね!」
友人は笑顔で私に話しかけた。
大鬱になる前に組んでいた私の2ヶ月間の予定は以下の通り。
- 彼氏の誕生日
- コンサート
- キャンプ
- プチ旅行
- 日本帰国
もし私が元気だったら、ルンルンと気分の良い日々を送っているだろう。
ワクワクして、旅行先でどのお店に行こうなど、もっと細かな予定を立てるだろう。
でも今の私の正直な気持ちとしては、『だるい』『めんどくさい』『別にそんなに楽しみじゃない』。
友人には私の病気のことを話していないので、とりあえず愛想笑いをしておいた。
後日、別の友達にも同じようなこと言われたが、どうしてもワクワクとした気持ちにはなれず、とりあえず『・・・うん。』と気持ちの入っていない返事をした。
数日後、やっぱり大鬱に突入した。
仕事にはかろうじて行けたが、心ここに在らずという感じ。
『辛い』『しんどい』『無理』という言葉が頭の中から離れない。
仕事を休もうかとも考えたが、休んだら休んだで自分を責めるのでやめた。
休日は一歩も外に出られなかった。
椅子に座ることが辛いので、横になってばかり。
料理もできない、食器も洗えない、お風呂にも入れない。
Youtubeを見ても頭に入ってこない。
何もできないので、大鬱が過ぎ去るまで大人しく休んでいるしかない。