しばらく気分がすぐれない時。
心の奥のストレスに気づいた時。
鬱になったと感じた時。
この本を読んで、心のモヤモヤを取っ払って、そんな気持ちを癒してほしい。
著者はうつを癒す方法として2つをあげている。
【「頑張りすぎない」働き方】
仕事をしていると、多かれ少なかれ誰にでもストレスはあると思う。
忙しい時こそ「自分の時間」をとって、リフレッシュすることが大切。
間違った会社に入ってしまい、自分が望む仕事ができなくてもがっかりすることはない。
学校を卒業してすぐに天職を見つけることは難しいので、与えられた仕事の中で経験を積み、自分の適性を見出せればいい。
何事にも完璧でないと自分自身で満足できない人もいるが、高すぎる理想に囚われる前に、完璧でも理想でもない等身大の自分を認識することが大事。
そうすれば長く落ち込み続けることは無くなるかもしれない。
【うつな気分が晴れる暮らし方】
嫌なことがあったら、映画を見る、好きなデザートを食べる、お風呂に入るなど、何か自分の幸せな気持ちになれることをするようにしたら良い。
好きなものに触れている時は「好き、好き」と幸せを噛み締めながら心の中で呟くことがおすすめ。
ペットを飼ってから、イライラしなくなる人や、癒しを感じる人が多い。
ペットを飼う効果は抜群なのだが、ペットの寿命は20年余りで、いずれ死がやってくることを忘れてはいけない。
あまりにも溺愛しすぎて「ペットロスうつ」にかかる人もいるが、その最善の処方は違う種類のペットを飼うと良い。
あと大声で笑うと気分がスッキリするので良い。
笑うことで心も体も健康になることは、医学的にほぼ認められている。
逆に泣きたい時に思いっきり泣くことも、ストレスが軽減されて気持ちがスッキリすると言う学説もある。
そしていい人をやめて、自然体でいることが大事。
自分の理想像を作り上げてしまうと、そうなれなかった時に自分を欠点だらけの人間だと思い込み、余計に辛くなる。
あと、うつの人へのサポート方法と受け入れるコツも書かれており、身近にうつを感じている家族や友人がいる人にもこの本をお薦めしたい。