躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

双極性障害の卵子凍結体験 ④初・自分にホルモン注射

 

眠れない日々を過ごしながらも、ストレスを溜めないように友人と会ったり、買い物へ行ったりして気分転換をしていた。

 

そしてついに生理が始まったので病院に電話をかけ、翌日診察の予約を入れた。

 

私は地方に住んでいるため、急いで航空券を取り、通院するために交通手段を確保。

 

 

 

次の日飛行機や電車を乗り継いで、4時間かけてクリニックに行くと、まず血液検査と子宮のエコー検査(超音波検査)が行われた。

 

その後医師との診察があり、検査に問題はなく、そのままホルモン治療を受けることになった。

 

医師「エコーの結果ですけど、左右の卵巣に合計で8個の卵子が確認できました。この卵子をホルモン治療によって育てていきましょう。」

 

医師から治療の日程表を手渡され、次に看護師からホルモン治療の方法を教えてもらう。

 

今日から7日間、ホルモン注射を自分で決まった時間にお腹に打たなければいけない。

 

看護師から7日分の錠剤、消毒液、注射、保冷剤(注射は基本的に冷蔵庫で保管)の入ったバッグを渡された。

 

・レトロゾール(排卵誘発剤)1日1錠

・ルトラール(ホルモン剤)1日2錠

・ゴナールエフ皮下注ぺん(ホルモン注射)1日225

 

いろいろ卵子凍結について何ヶ月も調べてきたが、ここからが本番だ・・・。

 

 

その日、クリニックから飛行機に乗り、実家最寄りの地方空港に到着した。

 

空港から自宅までは車で1時間ほどかかる。

 

毎日同じ時間に注射を打たなければいけないのだが、普段の就寝時間を考えると、今日は家に着く前に注射を打ってしまいたい。

 

ということで初めてのホルモン注射はなんと空港のトイレで打つことにした。

 

自分で注射をするなんて初めてだしとてもドキドキ。

 

説明書を慎重に読みながら、おへその横を消毒し、恐る恐る自分のお腹に注射針を当てる。

 

針は5ミリ程の長さで、根元までブスッと刺してゆっくりと注射をする。

 

・・・!?

 

思ったより全然痛くない。

 

ふう・・・・。

 

患部に小さな絆創膏を貼る。

 

緊張したが、意外とサクッと初注射は終わり、空港を出て帰路に着く。

 

なんだか長い1日だった。

 

とりあえず1週間毎日続けて、卵子の発育具合を見て追加注射をするかどうかを決定するらしい。