まずはなぜ卵子凍結をしようと思ったかというと、私の年齢の問題、経済的な問題、そして外国での永住権獲得のため、今は妊娠することができないからだ。
現在の不安定な生活を考えると、子供を産んだとしても養えないし不憫な思いはさせたくないと、特にパートナーは強くそう考えている。
そんな理由があって私は一時的に日本へ帰国し、卵子凍結をすることを選んだ。
【通院している心療内科に問い合わせる】
通院中の心療内科の医師に、どの薬が胎児に影響があるかを聞いた。
・レキサルティはあまり良くないが、妊婦の状態によっては使用を許可する場合がある
・プルゼニドは便秘薬なので影響なし
・妊娠中に断薬するのがベストだが、心配であれば妊娠期間は入院をしながら過ごす場合もある
双極性障害で妊娠を希望している患者が少ないらしく、医師もあまり経験がないようで、薬について曖昧なニュアンスで話された。
精神薬と胎児や卵子の研究は今も行われている最中であり、はっきりとしたエビデンスはない。
さらに研究途中であるが故、論文によっては意見が分かれる場合があるし、国によっても使用してよい薬が変わってくる。
それがややこしいし、何を信じて良いかわからない。
精神科のある総合病院でセカンドオピニオンを聞くことにした。
地元の病院を3箇所ほど予約してみると、どこも忙しいのかカウンセリングまで1ヶ月から1ヶ月半ほど待たされた。
いくつかの病院のカウンセリングを受けた結果、医師によって薬について少々意見が分かれることがあり、私が求めるすっきりとした回答は得られなかったが、使用してはいけない薬(私の場合はリーマスとトリプタノール)については大体一致していた。

【卵子凍結を行っている地元のクリニックに問い合わせる】
地元の産婦人科を調べたところ、3つの病院で卵子凍結をしていることがわかった。
それぞれの病院に電話で問い合わせをして、通院中で精神薬を服用していることを伝えた。
2つの病院は「不妊治療をしている人の卵子凍結は可能だが、社会的卵子凍結はしていない。」と断られた。
社会的卵子凍結とは、健康であるが今は妊娠を選択しない女性が行う卵子凍結のこと。
私の場合は、相手はいるが結婚をしていないのでこれに当てはまり、卵子凍結はできないという。
心療内科の紹介状を持って最後の1つの病院を訪ねるが、「これまで双極性障害の人の卵子凍結はしたことがないので責任が取れない。紹介状があっても治療できない。」と言われてしまった。
実家から通えると安心だし通院も楽だったのだが、結局のところ地元で社会的卵子凍結のできるクリニックはなかった。
【卵子凍結を行っている他県のクリニックに問い合わせる】
そこで仕方なく都市部にあるクリニックを調べてみた。
都市部にはたくさんの社会生卵子凍結を受け入れてくれる産婦人科やクリニックがあることに驚いた。
さらに、通院中で精神薬を服用していても紹介状を持っていけば、すんなりと受け入れてくれる病院が多い。
選択肢が多い分選ぶのに時間はかかったが、1つの病院を選んだ。
私が選んだのはA産婦人科病院で、理由としては医師や女医の数も多いし、料金も高額すぎない、数十年の実績があり、駅近でアクセスしやすいからだ。