躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

全巻揃えたいシリーズ本!「なやんでもいいよとブッタは、いった。」

ゆるいタイトルに、ゆるいタッチのブタのイラスト。

 

ちょっとクスッと笑えるような日常の漫画なのかな?

 

この本(漫画)の表紙を見た感想だった。

 

 

読み始めると、この本は「ブッタとシッタカブッタ」、全8タイトルのダイジェスト版らしい。

 

それだけ続いてる作品ならば、面白い本に違いないと期待が膨らむ。

 

 

 

登場人物は、ブッタ、シッタカブッタをメインに、あとは数匹の豚たち。

 

日常のよくある出来事や悩みが4コマになっていて、色々と考えさせられるし、心に響く言葉を与えてくれる。

 

その中で印象に残った言葉を紹介。

 

【幸福の山と不幸の谷】

 

幸福は山の上で不幸は谷の底。

 

不幸になりたくなくってシッタカブッタは谷を埋めようとした。

 

(シッタカブッタが山の土を谷に運んでいるイラスト。次第に山と谷が無くなり、平地になった。)

 

あれー、幸福も不幸もなくなっちゃった・・・

人生できるならば不幸になりたくない。

 

でも不幸があるからこそ幸せを感じられる

 

幸福と不幸がなくなったら、人生つまらないものになるのかもしれない。

 

【波】

 

池に石を投げる。

 

(ブタが池に向かって石を投げるイラスト。)

 

水はずっとそこにあるけれど、波は波立ってそのうちおだやになる。

 

心も波みたいなものだ。

 

(波がおさまり、水面にブタの姿が映る。)

怒りや悲しみで自分見失うことがある。

 

でも時間が経てば自然とその感情がおさまる。

 

心が穏やかになると本当の自分の姿も見えるようになる

 

【挫折にふりまわされない生き方】

 

シッタカブッタはおいしいものを求めて流れさからって泳いだ。

 

(りんごを求めて川を泳ぐ、シッタカブッタのイラスト。)

 

川の流れに負けておちこんだ。

 

こんどは流れにさからわないで浮いていた。

 

(流れに身を任せて泳ぐシッタカブッタ)

 

なんのことはない。たどりついたところに別のおいしいものがあった。

 

(流れついた島でパイナップルを発見し、喜ぶシッタカブッタ。)

完璧な人なんていないし、頑張ってもできないこともある。

 

そんな時は未練タラタラにしがみ付いたり、落ち込んだりするのではなく、切り替えが大事。

 

今まで思っても見なかった自分の才能、楽しみを発見できるかもしれない

 

 

 

4コマ漫画なので読みやすく、ゆるいタッチのブタたちが可愛いし、なんだかホッとさせてくれる。

 

今まで自分のことを『完璧になれない落ちこぼれ人間』だと思っていたけれど、それでもいいのかもしれないと思わせてくれた。

 

こう考えたら気持ちが楽になる、というヒントをたくさんもらえた

 

これは全巻揃えて手元に置いておきたい本だ。