今日は職場で慣れない仕事をしていた。
従業員が辞めてしまうので、私はその引き継ぎをしなければいけない。
初めてする仕事だと要領が掴めないので、時間がかかってしまう。
その日はお客の来店数も多く、電話注文もたくさんあったようで、厨房がてんやわんやしているのはわかった。
しばらくしてオーナーが私の様子を見に来た。
オーナー「そんなことやってたら時間かかりすぎ!一生終わらないからっ!!」
ビックっとした。
忙しくてイライラしていたオーナーの気持ちが、私にずしっとぶつかってきた感じ。
確かに仕事は遅かったかもしれないが、ふざけていたわけでもない。
私なりに一生懸命だった。
仕事の飲み込みが遅いとことは私の悪いところだが・・・。
オーナーが効率よく仕事できるように教えてくれているのだが、全ての言葉が強い。
オーナー「こうした方が早いでしょ!?」
ピリピリしているのが伝わってくる。
怖い。
動じないように、平穏を装う。
グッと泣きたくなる気持ちを我慢しながら、気持ちを紛らわせて働く。
なんとかその日の仕事を終えて帰宅。
たまたま同棲している彼が、私と関係ないことでイライラしていた。
私が怒られたりしているわけではないのだが、その様子を見ているだけでも辛くなる。
彼にあまり鬱症状を見せたくないので、何も言わずなんとか耐える。
就寝しようとベッドに入る。
ふっと気が抜けたのか、1日我慢してきた悲しい気持ちがじわじわ込み上げて涙が出てきた。
昼の状況を思い出して、辛くなる。
半日も経って鬱になるなんて。
よっぽど我慢して堪えていたのだろう。
『オーナーが怖いし、もう仕事に行きたくない。仕事辞めたい。』
大学生時代に引きこもりになって、家から出られなくなったことを思い出した。
外の世界に出ることが怖いし、刺激を受けて傷つきたくなくて、どうしても外出できなかった。
うつ状態のまま、シクシク泣きながら寝た。