躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

NHK『高齢化する引きこもり』のドキュメンタリー

 

SNSを見ていて、ふと目に入った動画。

 

NHK WORLD JAPAN (英語版NHKニュース)が高齢化していく引きこもりの人達について密着していた。

 

大学時代から7年間ほど引きこもり経験のある私には、そのままスクロールして無視することができなかった。

 

 

動画の中には40〜60代の引きこもりの男性達が出てくる。

 

無職、両親と同居、1人暮らし、孤立、親の残したお金や年金で生活・・・。

 

  • 引きこもりなんてだらしがない
  • 定職につくべきだ
  • 自分でお金を稼ぐべきだ
  • 自分の好きなことばかりして、遊んでばかりじゃないか

 

大抵の人はこう思い、軽蔑さえするかもしれない。

 

でも動画をしばらく見て、彼らの状況がわかってくると、私には少し親近感が湧いてきた

 

ある引きこもり男性の昔のノートを見ると、以前は仕事にとても熱心で、真面目だった様子が伺える。

 

『引きこもり=何事もだらしがない人』でないのだ。

 

私が推測するに、真面目だったが故に何かがきっかけで、燃え尽き症候群や鬱などの心の病気になってしまったのではないだろうか。

 

今ではオンラインカウンセリングや精神科医に通院など、気軽にできるようになっている。

 

しかし50、60代世代になると、精神科医にかかる人の数や機会は今より少なかったと思う。

 

なので、本人や家族が知らないうちにそのような心の病を持っていたのかもしれない。

 

引きこもりが続き、家族や友人と疎遠になり、しまいには孤独死してしまう人もいる。

 

人から断絶されて、孤独に生涯を終える。

 

人生これ以上の悲しいことはないのではないだろうか。

 

HSP双極性障害の私は、気疲れするので人とあまり関わりたくないと思っているが、家族や友人との繋がりはゼロにしたくない。

 

愛する人との関わりがなくなった世界、誰も手を差し伸べてくれる人がいないと、生きる気力は湧かないと思う

 

そんな引きこもりの人たちを支えてくれているソーシャルワーカーさんたちは、とても凄いし、ありがたい存在。

 

生き方は人それぞれだが、もし苦しい思いをしているのであれば、誰かの助けを受けて、少しでもその苦しみを改善してもらいたい。

 

なんだか色々考えさせられて、見入ってしまった動画だった。

 


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