数ヶ月に一度、彼氏と喧嘩をする。
内容は大抵、友人関係についてだ。
私は異性との友情はあると思うし、実際に男友達もたくさんいる。
しかし彼にとっては、異性との友情はあり得ない。
最近コロナで男女問わず友人と会う機会は減っているし、HSPで躁鬱なので基本的には家にいてゆっくり過ごしたいと思うことが多いが、そんな私だってたまに体調のいい時には友人と電話もしたいし、会いたいと思う。
でもそれが男友達となると、彼氏と必ず揉める。
何度となく同じ問題で喧嘩をしてきた。
必ず私が大泣きして、疲れて、問題が解決しないまま終了。
この話題がトラウマになって、男友達との連絡を次第に断つようになっていった。
今回も同じ感じで私が大泣きする。
口下手なので、言いたいことが伝えられないし、自分でもイライラする。
どうにかして説明しようと頑張ってみたが、平行線のまま。
泣き続けてしんどい・・・。
ベッドに寝転びながら喧嘩していて、動くのもしんどいのだが、なんとか起き上がって医者から頓服でもらっている薬を飲む。
急に効果が出ないと知りつつも、飲まずにはいられなかった。
そして1人になりたくて、洗面所にこもる。
鏡を見ると、すでに目がパンパンに腫れている。
ひどい顔。
さらに悲しくなる。
どうしていいかわからず、洗面所の前においてある化粧品やポーチを何度か投げた。
基本的に暴れることはないのだが、よっぽどストレスが溜まっていたのだろう。
ふと20代前半の記憶がよみがえる。
精神不安定で、躁鬱病の気持ちを人にわかってもらえない時によく泣いて暴れることがあった。
人に危害を加えることは無かったが、部屋の中でよく携帯やぬいぶるみを投げたり、壁に貼ってあるポスターを破いたり、物を壊していた。
基本的には物を大切にしたいと思っているし、後片付けが大変なのはわかっていたが、自分で制御ができなかった。
どうにかしてこの大きなストレスを落ち着けたかった。
気分が少し落ち着くと、すぐに後悔に襲われる。
『どうして物を壊しちゃったんだろう・・・。そんなこと本当はしたくないのに・・・。』
それがまたストレスになる。
負のスパイラル。
そんなことを思い出すと、『今になって躁鬱の症状がまた悪化したのかも。』と不安になった。
浮気しているわけでもないし、ただ友達として会いたいだけなのに、男友達に会うときはまず彼氏に紹介しないとダメってルールなんなんだろう。
その他は彼氏に文句ほぼゼロなんだが・・・。
お互いに付き合うルールを擦り合わせるのって難しい。
仲直りするまでは体が鉛のように重たく、何もできないので過眠になる。
HSP・躁鬱の人にとって喧嘩は、自分を見失うし、命を縮めるくらい大きなストレスがかかることだと思う。
なるべくなら喧嘩をせず暮らしたい。