彼がどうしても『トップガン』の新作を見たいと言いだしたので、あまり乗り気ではなかったが、また映画館に行くことになった。
『トップガン』というタイトルは聞いたことはあったが、見たことはなく、あらすじさえも知らない。
映画を見る前に、彼にざっくりと内容を教えてもらう。
戦闘機を運転するパイロットたちの話か・・・。
車でさえ興味のない私に、戦闘機の話をされてもチンプンカンプン。
彼は映画を見れることにワクワクしていたが、私は期待ゼロ。
今回は少し田舎にある映画館に行ってみた。
前回行った映画館より広々としていて、それほど混んでいない。
人がぎゅうぎゅうに集まっていると、何だか息苦しいしソワソワしてしまう私は、少しホッとした。
前回と同じように、座席は一番端にある3列しかない場所を選んだ。
予想通り私と彼の横には誰も座らなかったので、広々としている。
彼はスクリーンがよく見えるように、真ん中の席に座りたかったと文句を言っていたが、私には端っこの席の方が安心できた。
映画の内容は、とても迫力があって面白かったし、前作を見ていなくてもすごく楽しめた!
CGに頼らず、実際に俳優たち自身が戦闘機を操縦しているというのには驚きだ。
戦闘機にカメラを搭載して撮影しているので、空が綺麗に写っている!
実際に自分も戦闘機に乗っているような気分になれるほど、臨場感がすごい(車酔いしやすい私は、映画を見ていて少し気持ち悪くなってしまいましたが・・・)。
実は映画が始まる前にトムクルーズ直々に挨拶している短なビデオが流れ、彼は輝くようなスマイルで「この映画をぜひみんなに楽しんでほしい!」と来場した客に語りかけていた。
全然トムクルーズのファンでもなかったけれど、彼の愛溢れる挨拶と映画の完成度の高さで、すっかり好きになってしまった。
HSP的感想はというと、ちょっと怖くてヒヤヒヤすると場面があったので、心が落ち着かなかった(他の人にしたらそれが映画の魅力でもあるのだが・・・)。
トップガンは決して生々しい戦争映画ではない。
しかし戦闘機という一歩操縦を間違えば死に至るかもしれない危険な乗り物だし、敵に狙われて戦闘機が撃ち落とされる可能性があるということと考えると、必要以上にストーリーに共感してしまって少々苦しくもあった。
その後、1986年に作成されたトップガンの第一作目も見てみた。
23歳だったトムクルーズが可愛かった。
内容は似たような感じなのだが、やっぱり新作を比べると、戦闘機の映像はちょっと残念なCG合成だった。