今回もカウンセリングが始まり、最近あった出来事について聞かれた。
私「ここ2週間常に疲れていて、何しても楽しくないし、幸せを感じない。学校も休みがちで、いつもソファーに横になって過ごしています。」
カウンセラー「それは辛いですね。元気な時を100%とすると、今のエネルギーは何%くらいですか?」
私「20%くらいです。」
カウンセラー「そうですか。本当は今日はスライドを見せながら、トラウマ療法について説明していこうかと思ったんですが、文字を読んだりするのが辛いようでしたら別の療法をしてみましょうか?1つ目はイメージ療法、2つ目は話したいことをこのまま話す、どちらがいいですか?」
私「イメージ療法でお願いします。」
イメージ療法がどんなものか知らなかったが、興味が湧いたのでやってみることにした。
イメージすることによって、本人が気づいていないような心の気持ちを知ることができるらしい。
カウンセラー「椅子にゆったりと腰掛けて、足は肩幅くらいに開けて、目を閉じて、手のひらを上に向けて膝の上に置いてください。そうしたら大きく息を吸って、ゆっくりと細く長く息を吐いてください。」
カウンセラーはゆっくりと間を取りながら話した。
そして何度かゆっくりと深呼吸する。
カウンセラー「あなたは波が打ち寄せる浜辺に座っています。空にはいくつかの星あります。とても明るい星が1つ見えます。」
カウンセラーに従ってその状況を思い浮かべようとするが、リアルなイメージができない。
正直言って、この療法に効果があるか半信半疑だったし、集中力もなく、雑念がわいてきた。
どうしてかわからないが、数年間連絡をとっていない古い友人はどうしているか気になったり、明日はテストがあるなと考えたりした。
それでも何とか、イメージ療法に集中する。
カウンセラー「あなたはとても気分のいい、心地の良い体験をしています。それは未来のことでも、過去のことでも構いません。それが思い浮かんだら、どんなことか教えてください。」
なかなかイメージが浮かんでこない。
しばらくしてぱっと浮かんできたのは、過去に旅行先でマッサージを受けたことだった。
はっきり言って、頭に浮かんだマッサージは良くも悪くもなく、普通のマッサージ。
何度もマッサージは受けたことはあるし、それ以上に上手なマッサージ師はいたのだが・・・。
最初に海をイメージしていたので、旅行先はビーチがきれいな場所だったので、それを思い出したのかもしれない。
カウンセラー「あなたはボールを持っています。それにいい思い出や体験を集めてください。」
そんな感じで初めての療法が終了。
カウンセラー「この療法はトラウマ療法にも使います。素敵な思い出や、好きな人を思い浮かべることによって、不安や恐怖心を少なくすることができますよ。」
私の感想は『うーん、何だかいまいち・・・。』だった。
集中力の無さが原因かもしれない。
確かに良かった体験を思い出したり考えることで、ポジティブなことに目を向けて、うつが軽減されるかもしれない。
だが、私にはしっくりこなかった。
何度か繰り返し行わないと効果がないように感じた。