朝目が覚めて、しばらくベットでゴロゴロ。
しばらくして、働きたくない職場で働くことになったことを後悔した。
引きずっている。
早く断りの電話をした方がいいのか?!
でもいい理由が思い浮かばない。
とりあえず働いてみたら意外と楽しいかもしれないと一瞬思うが、なかなかモチベージョンが出ない。
永遠とこんなことを考えて、朝からずっと憂鬱だった。
子供の頃を思い出した。
元学校長の祖父、教師で正義感が強く真面目な両親、親戚も教師が多かった。
そんな私は周りから、「教師の子供だから頭がいい」、「教師の子供だからいい子」というような優等生イメージを持たれがちだった。
最初はなんだか褒められている様な気がして気分が良かったが、次第に周りが作るイメージ通りにしなければいけないと思うようになった。
そして祖父の口癖は「なんでも一番にならないといけない!負けたらダメだ!」だった。
小学校のマラソン大会は2位、ピアノのコンクールで3年連続銅賞だったが、全然喜べなかった。
これでは一番じゃないし、優秀とは言えない。
「Aちゃんなら来年は1位取れるわよ!」と周りに励まされたが、みんなが言うほど私には優秀さも才能もないので結果が出ない。
一番になれないと、全てが無駄に思えた。
大人になっても変わらない。
仕事で褒められ期待されて「Aさん早くて上手だったから、これも任せるわね。」と他の人とは違う仕事を任された時、必ずその期待に沿わなくてはいけないというプレッシャーを感じた。
そしてその期待に応えるべく、お昼休みもほぼとらず、サービス残業をして過ごす事が多々あった。
周りは悪気なく言っている事なのだが、私にはそれを真剣に受け取りすぎる。
自分が嫌なことでも、引き受ける事が多い。
期待してくれる人をがっかりさせたくないと思ってしまう。
でも私の人生なんだから、嫌ならはっきりノーと言えるようになりたい。
命は有限。
これからは自分の為に、自分に正直に生きたいな。