今年の9月と10月はバタバタだった。
9月に仕事を辞めると決めたのだが、9月は一年で二番目に会社が忙しい月だった。
ただでさえ忙しいのに、引き継ぎの準備をしなければいけない。
仕事を始めて半年、相変わらず仕事が遅い私。
仕事ができないのに責任感だけはあるので、早めに出社し、昼休みも早めに切り上げ、退勤時間後は残業したりした。
こんな私が残業代を請求してはいけないと思っているので、もちろんサービス残業だ。
派遣社員がそこまでしなくてもいいのではないかと思う事もあるのだが、なるべく完璧にこなしたいので、できる限りの引き継ぎ書類を作成した。
9月末日。
退職する人は、お世話になった社員さん達のために菓子箱を置いていくのが、この会社の風習だった。
事務所には50名ほどが働いており、たいてい1人一つ煎餅やクッキーが配られるようになっている。
私の場合は、退職1ヶ月前からオンラインでどのお菓子がいいか悩んでいた。
悩んだ挙句、50枚の煎餅と、それに加えて特にお世話になった部署の人たちに箱詰めになったクッキーを配った。
男性も何名かいたので、甘いものが苦手だったらいけないと思い、クッキーの代わりとしてナッツも買った。
勤務期間半年でなかなかこんなことをする人はいないらしく、社員さん達に「ありがとう。でもやりすぎだよ。」と言われた。
私も少々そう思ったが、契約期間を途中で終了し、仕事でたくさんの迷惑をかけたという罪悪感があったので、何をしても足りないくらいだと思った。
10月に入り、仕事から解放されたが、ずっと引っ越しの準備をしていた。
2年間引き延ばしにしていた、カナダ移住をするためだ。
家族親戚は決していい顔はしなかったが、ワクチンを2回受けたので思い切って決断をした。
今はあまり海外に行く人もいないし、政府の規制など随時変わるので、海外渡航に関する正確な情報が集めづらい。
ワクチン証明書、PCR検査、カナダ政府に提出する書類の準備にかなり時間がかかった。
カナダは2021年9月から旅行客も受け入れているが、私は学生ビザを取得して入国した。
専門学校で2年ほどビジネスを勉強する予定だ。
10月下旬。
なんとか無事にカナダ渡航完了。
2年半ぶりにカナダで暮らしている彼氏と会えた。
長かった。。。。。。。
こんなに長い間遠距離恋愛している人は珍しいようで、友人には「眞子さまかよ(笑)!」と突っ込まれた(笑)。
結婚を考えている彼と再会して幸せなのだが、同棲一ヶ月も経たずして私は2回泣いた。
喧嘩ではなく、私の鬱の状態やHSPに関する事を彼にうまく伝えられなかったからだ。
彼が日本人であっても、うまく伝えることはできないと思う。
双極性障害やHSPって、そうじゃない人にはなかなか理解してもらえない。
私が泣いている姿を彼に見せるのは嫌だが、これは変える事ができないから、へこたれず頑張って説明するしかない。