私のビザの期限が切れるので、カフェの仕事は5ヶ月間で辞めて、日本に帰ることになった。
たまにある遅番の一人勤務もストレスだったし、ちょうど良かったのかもしれない。
私はHSPで周りの人が気になるので、よく人間観察をする。
カナダのカフェに勤めてみて思ったこと↓
【お客】
9割がカナダ人で、だいたいがフレンドリーな人である。
私が勤務したのは短かい期間だったが、話しかけてくれる人は日本よりも多い。
初めて会ったのに、私が身につけていたネックレスを「かわいいわね。」と褒めてくれた女性もいた。
【同僚:香港系カナダ人(女性・20代)】
幼い時にカナダに移住したようで、中身はカナダ人ぽい。
英語もかなり上手で、中国語も話せるバイリンガル。
時間にルーズでいつも遅刻ばかりしているが、お客とのコミュニケーション能力抜群。
お客とのおしゃべりが多いが、それがカナダでのサービスで大事なことの1つなので、お客も彼女とおしゃべりができて楽しそう。
【同僚:フィリピン系カナダ人(男性・20代)】
私よりも後にアルバイトとして入り、英語のみを話す、見た目はアジア人だが中身はカナダ人。
入ったばっかりの頃は、サンドイッチのレシピや材料をよく知らなくても感覚で作ってしまうような、失敗を恐れないタイプ。
失敗を注意しても気にする様子はなく、「そっか、ごめんね。」と笑顔で謝る。
カフェ勤務も経験があるので、少々雑なところはあるが手際はいいし、いつもニコニコ
している。
コーヒーが大好きでカフェで働くことをとても楽しんでいる。
【オーナー:香港系カナダ人(女性・30代)】
オーナーだが偉そうな感じはない。
ニコニコして感じがよく、お客みんなが友達という感じでフレンドリーで、誰にでも好かれるタイプ。
感情の波がなく常に穏やか。
クレームがあっても上手に対処する。
こんなお客や同僚を見て、羨ましさを感じた。
みんな明るくポジティブで、どんな人とも仲良くやっていて、人間関係で悩みを持つことはなさそう。
私が持っていないものだ。
カナダの教育や環境がこのような人を育てるのだろうか。
双極性障害の原因は、半分は環境によるものだと聞いたことがある。
もしそうだったら、私もそんな環境に生まれたかった。
働いている時は鬱のことばかりに目がいっていつも辛い思いをしていたが、仕事を辞めてカナダを離れると、私が憧れるポジティブで人間関係良好な人たちと一緒に働けて良い経験だったのかもしれないと感じた。