躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴13年。幸せを感じるのって難しい。

カナダのレストランアルバイト③ 〜労働環境とマネージャーの正体〜

2ヶ月ほどたち、少しずつ仕事に慣れてきた。

 

日本とは違う接客システムだし、相変わらず電話は苦手だったが、カナダの地元レストランで働いていることと、同僚やお客が国際色豊かだったことにはとても満足していた。

 

私の仕事のある日のルーティーンはこうだった。

 

08:00  起床・朝食

08:30  家を出る

09:00  勤務開始・トイレなどの掃除

09:30  食器を磨く・ナイフとフォークをナプキンに包む

10:00  お客を席に案内する・食器を下げる

16:00  勤務終了

16:30  帰宅・シャワーを浴びる

17:00  夕食

 

普通の勤務に見えるが、後になって考えると酷いものだった。

 

9時から16時まで7時間勤務をしていたのだが、昼食の時間がなかったのだ。

 

そして短な休憩も一切なかった。

 

確か、ウエイターやシェフなど8時間勤務以上になるとまかないがもらえるのだが、私のポジションの場合はもらえない。

 

社員割引で3割引ほどで料理が食べられるらしいが、このレストランは観光地にあり、基本的に料理の値段が高かったので、割引になるといっても食べたいとは思わなかった。

 

ちなみに、オーストラリアやドイツのレストランで働いた時も1日の勤務時間は6時間ほどだったが、どこも無料でまかないを食べることができた。

 

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ちょっとこのレストランの労働環境が変だなと思った頃、ウエイター(兼マネージャー)と話す機会があった。

 

彼は20代後半のイギリス人で、背が高く、ハンサムで優しい人だった。

 

私「ウエイターの人はまかないがあっていいな。私たち(受付係)だって7時間も働いているのだから、まかないを食べたいよ。しかも休憩なく働けなんて無理だよ。」

 

彼はただ私の愚痴を静かに聞いてくれた。

 

 

 

しばらくしたある日、受付係の同僚と話していた。

 

同僚「ねえ、知ってる?マネージャーってオーナーの前妻の息子なんだって!全然似てないよね(笑)。」

 

私は一瞬混乱した。

 

オーナーは40才くらいのイタリア人女性と、60才くらいの中東系男性のカップルだ。

 

私「え、だってオーナーはあったことあるけど、中東系だったよね?でもマネージャーはイギリス出身でしょ?」

 

同僚「オーナーの前妻がイギリス人だったから、マネージャーはイギリスで育ったんだって。」

 

・・・

 

こないだマネージャーに散々レストランの文句を言ってしまったのだが、なんと彼はオーナーの実の息子だったのだ。

 

従業員はワーキングホリデーの人や学生が多かったので、彼もてっきりその1人かと思っていた。

 

血の気が引いた気がした。

 

こんな恥ずかしい思いをしたことがなかった。

 

『マネージャーは私の愚痴を黙って怒りもせずに聞いてくれて、本当に心の広い人だった。』

 

と思うべきか、

 

『いや、顔には出さなかったが、心の中では私にむかついていたかもしれない。』

 

と思うべきか・・・。

 

なんだかオーナーの顔がちらついて、その後気軽にマネージャーには話せなくなってしまった。