躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴13年。幸せを感じるのって難しい。

カナダのレストランアルバイト① 〜客とウエイターの板挟み状態〜

 

求人に応募するまで2ヶ月程かかったが、いざ履歴書を送ってしまえば、あっさりと仕事が決まった。

 

2ヶ月も不安でモヤモヤして、ためらっていたのはなんだったのだろうと思ってしまう。

 

 

 

もらった仕事はイタリアンレストランの案内係だ。

 

日本では、ウエイター(ホール)がお客を席に案内し、オーダーを取り、レジで会計まで全てをする。

 

だがカナダでは仕事分担がされている。

 

まず案内係が店の入り口でお客を迎えて、テーブルに案内する。

 

そしてウエイターがオーダー取りとテーブルで会計をする。

 

「ただ席に案内すればいいだけで、オーダーも取らないし、思ったよりも簡単な仕事じゃないか。」と初めは思った。

 

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だが、カナダの飲食店のルールには日本とはまだ違うところがあった。

 

日本ではみんなでお客を迎えて、みんなで協力してサービスをしようとする。

 

カナダの私の働いた店では、毎日5人ほどウエイターがいて、それぞれ管理するテーブルが決まっている。

 

ウエイターは自分の管轄内のテーブルのお客にだけサービスをし、そのお客が支払ったチップを貰う。

 

自分の管轄外のテーブルのお客は接客しないし、チップももらわない。

 

たくさんのお客を相手にしたり、気前のいいお客だと、時給よりもチップの方が多くなることもある。

 

自分が頑張った分だけチップに反映されるシステムになっているのだ。

 

なのでウエイターもお客の配分や獲得にはうるさい。

 

 

 

以上のようなシステムによって、私はお客を順に5つのセクションに均等に割り当てなければいけない。

 

お客は観光客が多く、他の州から来たカナダ人、アメリカ人、イギリス人、ヨーロッパ人・・・など欧米からの人が多かった。

 

みんなアジア人よりも良く話すし、自分の意見をはっきりと言う。

 

私としては均等にお客をウエイターに分けたいのだが、「窓際の席じゃないと嫌だ。」「テラス席のパラソルの下じゃないと嫌だ。」などとお客に強く言われると、うまくコントロールできなかった。

 

お客に望まない席を提供して、この店で飲食してくれなかったら元も子もないので言い回しが難しい。

 

しかもそれを英語でお客に機嫌を損なわずにうまく誘導することはさらに難しい。

 

そのようなことがあって、ウエイターから怖い顔をされて「なんで私に客を回してくれないの!?」と文句を言われることが多々あった。

 

しまいには、しびれを切らしたウエイターが自ら案内役をして、お客を力ずくで持って行ってしまうこともあった。

 

 

 

私はウエイターとお客の機嫌、両方を気にしながら働いた。

 

HSPなので、両方を怒らせたくはなかったし、両方の気分を良くして平和に働きたかった

 

だがなかなかうまくはいかないものだ。

 

次第にお客とウエイターの板挟みでストレスを抱えるようになった