躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

アベプラ「反出生主義」を見て思うこと

 

ある日ユーチューブを見ていたら、AbemaPrime newsの動画が目に入った。

 

不幸を感じる人間を減らすためには、子供を産まない方がいいのではないかという「反出生主義」と呼ばれる思想を持つ人がいるというのだ。

 


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出演者の話を聞いていると、

 

「不幸を感じるくらいならば、生まれなかった方が良かった。」

 

「人類滅亡しても仕方がないことだ。」

 

「生まれてくる赤ちゃんに生まれて来たいかどうか聞くことができないので、出産は親のエゴではないか。」

 

などの意見があった。

 

私は全部には賛成できないが、少なからず同じように考えたこともある。

 

 

 

私は21歳で躁鬱病発症し、頻繁に改善と悪化を繰り返している。

 

HSP性格と合わさって、気分の割合だと、鬱や生きづらさを感じることが人生の半分以上だと思う。

 

ほぼ毎日何かに悩んだり、嫌なことを思い出したりして悩まされている。

 

そんな私がよく思うのは、

 

「私はなぜ生まれたのだろう?」

 

「人生のほとんどを辛い思いをするために生まれたのだろうか?」

 

「生まれなければ、苦しむことがなかったのに。」

 

などと考えたりする。

 

アメバプライムニュースの中でもあったように、人に自殺を促すものではないし、私自身も自殺をしたいとも思っていない。

 

ただ、もしこれから自分が妊娠出産する機会があるとすると、

 

「子供を産むことは本当にいいことなのか。」

 

「私のエゴで生命を誕生させて、彼らの人生に責任が取れるのだろうか。」

 

「普通に考えると私が先に死に、その後子供は1人で生きていかなければいけないのに、無責任ではないだろうか。」

 

「生まれてくる子供が私のように躁鬱病になったり、辛い思いをさせる可能性がある。」

 

「生を与えることは、同時に死という苦しみも与えることになる。」

 

以上のように疑問がわいたり、出産することに躊躇する。

 

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一方、私の友人の中には、できちゃった結婚をする人もいるし、養育費が賄えるのか疑問に思うような余裕のない生活をしているカップルに2人も子供がいたりする。

 

彼らは幸せそうにしているのだが・・・。

 

人それぞれの考え方がある。

 

今の私だったら、自分が親としての責任が持てるか、親のエゴになるのではないか、子供を養えるだけの資金はあるかなど考え過ぎてしまって、子供を持つことに簡単には踏み切れない。