【少々気分落ち込み気味の時】
目が覚めて少しぼーっとしてからトイレを済ませ、キッチンへコーヒーを取りに行く。
しばらく何も考えずにキッチンにあるテレビで朝のニュースを見ながら、今日は何をしようかと考える。
静かな自分の部屋に戻ると、じわじわと昨日まで自分か悩んでいたことを思い出す。
「仕事で失敗して迷惑かけてしまったな。やだなー。どうしよう・・・。同僚に嫌われたかもしれない。」
「やりたいことがいくつかあるのに、全然進まないし、自分はなんて要領が悪いんだ。」
はぁ・・・。
思い返しても仕方がないことや失敗が午後になっても頭に定期的に浮かんで来る。
はぁ・・・。
【大鬱の時】
目覚めてからぼーっとする時間を与えない。
朝、目が覚めて2秒程で思うこと。
「またこの人生か・・・。」
辛いことが多いので、心のどこかで違う人・違う人生になっていることを期待しているのかもしれない。
次に思うこと。
「やだなー。」
漠然と嫌な気分がする。
しばらくして前日まで考えていた現実問題を思い出す。
「また仕事でパニックになって焦るかもしれない。」
「あの人苦手だけど、また会わないといけないな。」
次第にかなり先の未来の心配まで引っ張り出して来る。
「鬱なのにこの先どうして生活していこう・・・。」
「一生独り身で家族ができないかもしれない。」
「老後の年金が足りずに苦しむのではないか。」
朝から鬱の気持ちが溢れ出して止まらない。
いつもであれば目が覚めるとすぐに起き上がって行動することができるのに、このような時はベッドから抜け出すことが難しい。
どうしてもトイレが我慢できなくなって、やっと動くことができる。
心から「今日は最高の日だ!」「1日が楽しみで仕方ない!」と思える朝は、1年間に数日あるかどうかという感じだ。
そう思える日が多くなったらいいな。