私の笑いの沸点は低い。
楽しいと思うことが少ないので基本的に笑わない。リアクションも薄い。友達には「いつもクールだよね。」と言われることが多い。
そんな私が久しぶりに声を出して笑った。『翔んで埼玉』を観たからである。
前々から気になっていた映画ではあったがなかなか観る機会がなかった。
『翔んで埼玉』とは・・・
魔夜峰央原作で、『花とゆめ』に1982〜1983年に掲載された漫画。2015年にインターネット上で話題となり、2019年2月22日に二階堂ふみとGACKTのダブル主演で実写映画が公開。第43回日本アカデミー賞優秀作品賞をはじめ、数々の賞を獲得。
最初は奇抜なファッションとかなりぶっ飛んだ独自の世界観についていけなくて、ポカーン状態だった。しかし観ているうちに目が離せなくなる。
埼玉県の悪口や批判ばかりかと思っていたが、自虐ネタが予想以上に笑えるし、嫌な感じがしない(私が埼玉県出身ではないからかもしれないが)。
とてもぶっ飛んでいて今までにない、ユニークな物語だ。
関東の地理がわかっていたら、尚一層楽しめると思う。
『サイタマラリア』はツボに入ってしまった(笑)。
エンディングのはなわの歌まで笑える。最後の最後までクスッとさせられる。
笑うことで少しでも鬱になっていた気分を忘れることができる。
笑うことで少しだけ元気になれる。
映画や漫画など笑えるものに出会えると嬉しい。
U-NEXTでは原作となった漫画版『翔んで埼玉』が読めるようなので、そっちもいずれ読もうと思う。