躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴13年。幸せを感じるのって難しい。

任意入院[2]作業療法

  

 

医師と話した時に、作業療法を勧められた。希望すれば週に3日、病院内にある作業療法室で編み物やアクセサリー作りなどの工作ができるらしい。手や頭を使うことで、リハビリになったり、気分転換となる。17歳の子も通っていたので、私も参加することにした。

 

作業療法室には作業療法士が常に2人いて、いろんな物の作り方を教えてくれたり手伝ってくれる。

 

今回は、座布団作りだ。説明が難しいのだが、一般的な作り方とは違って生地を縫うのではなく、細かな格子状に穴が空いた座布団サイズの薄いプラスチックに、短く切った毛糸を1つずつ穴に通して、プラスチックに毛糸を結びつけるようにして、ふわふわの座布団を作る。

 

まずはデザインと色を決めてから、専用の器具を使って毛糸を通す。

 

私はこの作業は好きだった。大学でファッションの勉強をしていたこともあって、デザインを考えること、ものを作ることも好きだった。

 

当時、自分の好きなことは全部嫌いになっていたのだが、ここは環境も人も違うし、全く新しいことのように思えて嫌だとは思わなかった。ただ手を動かして、物を作ることが楽しかった。

 

その後も、革の小物、ニードルフェルト、ピアス、ブレスレット、クリスマスにはケーキを作った。

 

毎回6人くらいの患者が参加し、無理に作業をする必要はなく、ゲームをしたり本を読んだり、作業療法士とおしゃべりするのが楽しくて通っている人もいた。

 

憩いの場所という感じで、自由で雰囲気がいい場所だった。

 

作業療法が唯一の楽しみだったので、逆に作業療法がない日は丸一日つまらなかった。