1週間のうちに1日ほど元気があって外に出て、あとの6日はずっと家にいるという生活スタイルが定着してきた頃。
私の見た目が変わってきた。
以前よりも派手な明るい髪色に染め、濃いメイク、露出の多めの服を着た。ただ濃いメイクをしたい年頃だったのかもしれないが・・・
女性がメイクをすると自信が持てるというが、まさに私もそうであった。
自分を華やかに着飾り、メイクを濃くして表情を読まれないようにし、まるで自分に自信があって生き生きしている女性を演じたかった。
そうやって自分を強く見せることで、外からの嫌な刺激や攻撃から守ってくれたし、小さなことは気にならなくなった。
出会う人には全く躁鬱だとは思われなかった。誰も私が普段は家に引きこもっているとは想像ができなかっただろう。