定期的に精神科の病院へ通っていた。私を鬱と診断したのはおじいちゃん医師で、嫌いなわけではなかったが、素直に自分の症状を話せないような気がしていた。
そこで、40代くらいの女医さんのいる病院へ変えた。同性で年が割と近く、話しやすく優しい人だ。この先生ならなんでも気軽に話せた。そして受付のスタッフもとても感じの良い方だ。不安な気持ちでいっぱいいっぱいになっているが、病院に行くとほっとする。居心地がいい。
新しい病院に通院してしばらくのこと。家に引きこもることがある一方、お金を使いすぎたり、お酒を飲みすぎたり、自分をコントロールできない事があると医師に伝えた。
医師「うーん、そうですか・・・。それは双極性Ⅱ型かもしれませんね。躁鬱病とも言われます。」
私「うつ病とそれは違うんですか??」
私は躁鬱病を知らなかった。鬱っていう言葉が入ってるんだからほとんど一緒かなと思ったが別物らしい。
簡単に言うと、
と言う違いがあり、治療方法が変わってくるらしい。
ある調査によると、鬱病と躁鬱病は見分けることが難しく、躁鬱病の約20%の人が最初に鬱病と診断され、鬱の治療から始めるらしい。
「よくわからないけど、正しい治療方法がわかったし、飲み薬も変えて、これで体調良くなるかも。」
と私は安易に考えていた。