2007年6月頃。私は大学生だった。
最初はなんだか少し疲れた感じがして、大学へ行く気がしなかった。
「たまには授業をサボっちゃおうかなー」
くらいの軽い気持ちで丸一日家にいた。
今まで私はほとんど授業を休んだことはなかった。
課題は毎回たくさんあったが、授業も楽しく、やりがいがあった。自分は好きなことが学べて嬉しいと思っていた。
だから授業をサボるなんて考えられなかった。
「1日くらい休んでもなんとかなる。」
と思っていたが、1日では済まなくなった。
登校しない日、午後だけ登校する日、夕方にサークルだけ参加する日もあった。そんな日が数日続く。
「やばくない?」
出席に数が足らなくなってきた。
気がつけば、引きこもりになっていた!
学校に行きたい気持ちがあるのにも関わらず、家から出られない。
「なんだこの体調不良は?」
「なんでだろう?」
「どうしよう・・・」
自分で自分のことがよくわからない。