20代の頃は、ショッピング中毒だった。
洋服、アクセサリー、靴、バッグ・・・欲しいものが尽きることはない。
似たようなものを持っていたとしても、少しデザインが違うだけで欲しくなったり、同じ商品を色違いでいくつも購入することも。
毎日、ヤフーショッピング、楽天市場、ヤフオクなどをチェックし、常に何かを購入したくてしょうがなかった。
双極性障害を発症してから数年間は異常だった。
学生で収入がなのにも関わらず、暇さえあればデパートに行って何かを買う。
何一つ買わないで家に帰ることはほとんどない。
使わないのに、たくさんものを持っていることが幸せだった。
数年前からワーキングホリデー制度を使ったり、留学したりして外国で暮らしている。
短い時は1ヶ月、長い時でも半年程度で引っ越して別の町へ。
さらに1年に1回は帰国。
移動が多いので、基本的にスーツケース2つに入るものを所持。
引っ越しするときにそれ以上ものもがあれば、売ったり処分したり。
そんな生活を数年続けていると買い物をするときに、本当に自分が必要なものかをよく考えるようになった。
なるべくものを捨てることはしたくないし、無駄なものは買いたくないので、買い物はいつも慎重に。
- 一目惚れでものを買わない
- 何年も着たいので、流行のデザインの洋服は買わない
- 使用頻度の少ないものは買わない
- 場所をとるし、インテリア化してしまうので、バッグは必要以上に買わない
- 1つあれば十分なので、似たようなデザインのもの、使用用途のものは買わない
ものが使えなくなったときに、それを処分してから新しいものを買う。
また近々引っ越しをするかもしれないので、現在住んでいる部屋にはなるべくものを置かないようにしている。
実家にある思い出のものはなかなか捨てられないが、それでも近年断捨離をして随分と部屋がすっきりした。
歳をとってきたこともあるが、海外で暮らすようになり、だんだん物に対する価値観が変わってきたのかもしれない。
以前の私には考えられなかったが、ミニマムな生活が今は心地よい。