躁鬱の完治は諦めてます。

躁鬱歴15年&HSP。幸せを感じるのって難しい。

オンラインカウンセリング「うららか相談室」②幼少期を思い出し涙

 

私が初回カウンセリングをお願いしたのは、女性の臨床心理士の方だ。

 

個人的に同性の方が話しやすいので、女医さんや女性のカウンセラーの方を選ぶ様にしている。

 

相談するのは躁鬱病からくる不安の改善や、HSPによる苦手な対人関係の克服法についてだ。

 

リーマストリプタノールで病気の悪化を抑えているが、薬だけではどうしようもなく、ストレスを溜めることがたくさんある。

 

予約した時間になり、ついにビデを電話でカウンセリングがスタートした。

 

カウンセラー「初めまして。Aと申します。よろしくお願いします。」

 

初めて会う人なので少し緊張したが、優しい話し方をする方だったのでホッとした。

 

まずはスライドで、カウンセリングの流れを説明され、どの様なカウンセリング方法が良いか聞かれた。

 

話を聞いてもらうだけではなく、症状を改善したかったので、考え方のトレーニングをしてほしいとお願いした。

 

まずは年齢、家族構成、仕事、躁鬱病発症はいつかなどを聞かれた。

 

カウンセラー「では家族構成を教えてください。」

 

私「父、母、兄弟の4人家族です。以前は祖父母も一緒に暮らしていました。」

 

カウンセラー「お父さんはどんな人ですか?性格を教えてください。」

 

急に涙が込み上げてきて、言葉が出なくなった

 

カウンセリングを受けるときや、医師に家族のことを説明するとき、必ず泣いてしまう。

 

虐待を受けたことはないし、現在は家族とも仲がいいと思っているが、過去のことを思い出すとなぜだか辛くなってしまう

 

家族に対してトラウマがあるのかもしれない。(家族についてはまた別の記事で詳しく書く予定です。)

 

21歳で躁うつ病にかかり、大学は8年かかって卒業し、まともにアルバイトもできないまま数年過ごし、現在は海外で学生をしていると説明した。

 

カウンセラー「わかりました。それではこのカウンセリングを受けて、どの様なことを話したいですか?」

 

私「仕事をすると特に不安が強くなります。頭がパンパンになって、寝つきが悪くなってしまうこともあるので辛いです。そして人付き合いが苦手なので、本当は人と一緒に働きたくないんです。でも生活していかなければいけないので、仕方なく働いている状況です。なので、不安症と人間との付き合い方を改善する方法を教えてもらいたいです。」

 

カウンセラー「わかりました。それではこのカウンセリングを受けて、どの様になりたいか具体的な目標はありますか?」

 

私「いつも不安で考えすぎるので、楽観的な性格になりたいです。そして人と一緒にいると疲れるので、あまり人と関わらずに仕事や生活をしていきたいです。体調の良い時だけ人に会うのが丁度いいかもしれない。」

 

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カウンセラーはまずは、私の幼少期に家族からどんな影響があったのかを説明してくれた。

 

  • 周りの環境のせいで、子供の時から純粋な自分や欲求を出せなくなっている
  • 自分の中に常にある、教師のような部分が強く出ている
  • それが今私が苦しんでいる原因の一つになっている
  • これから考え方のトレーニングをする事で、子供の時から純粋な自分や欲求をもっと出せるようになれば悩みが少し減るのではないか

 

カウンセラーは話を聞き終わった後、今日のカウンセリングのまとめを話し、今後の方針について提案してくれた。

 

あっという間に50分が経ち、カウンセリング終了の時間となったが、優しいカウンセラーだったので、時間を少し押しても丁寧に対応してくれた。

 

今回は自分の状況を話すだけでほとんど終わってしまったが、次回は思考のトレーニングができるといいと思う。

 

私の感情の波が激しかったようで、たった1回のカウンセリングで3回ほど泣いた。

 

これだけ泣いたので、かなり疲れてしまった。

 

カウンセリング終了後、カウンセラーが今日のカウンセリングのまとめを、ウェブサイト内からメッセージを送ってくれた。

 

  • 相談内容
  • 目標・得たいこと
  • 見立て
  • 今後の方針

一応自分でメモは取っているのだが、泣いてしまうと上手くメモが取れなかったり、頭がうまく回らないこともある。

 

なのでこのメッセージは話したことを頭で整理しやすいし、とてもわかりやすかった。

 

長期的にオンラインカウンセリングを受け、症状が少しでも改善するよう、続けてみようと思う。

 

オンラインカウンセリング「うららか相談室」①初回カウンセリングを受けてみた

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登録はしたものの、気が乗らず、先延ばしにしていたオンラインカウンセリング。

 

半年以上経って、やっと入金を済ませて予約をした。

 

「うららか相談室」は臨床心理士、公認心理士、看護師、社会福祉士など210名以上の専門家がカウンセリングをしてくれる。

 

www.uraraka-soudan.com

 

カウンセリング方法は電話、メール、ビデオ電話、対面の4つ。

 

また、匿名でのカウンセリングも可能で、誰にも知られる心配はない。

 

相談内容から自分の悩みに合ったカウンセラーを簡単に探すことができる。

  • メンタルヘルス
  • 自分の性格や能力
  • 結婚生活
  • 健康や食生活に関する相談
  • 子育て
  • 介護
  • 就職活動
  • 愚痴ききや話し相手...

また、カウンセラーのプロフィールや得意分野もしっかりと書かれているので、それを参考にしてカウンセラーを選ぶことができる。

 

カウンセリングにしてはお手頃価格なのも嬉しい。

 

普通の対面のカウンセリングならば、60分7000円〜10000円ほどが相場だろう。

 

「うららか相談室」のビデオや電話カウンセリングの場合、50分4800円(+税)だ。

 

さらに3回分申し込むと一回あたり4320円、5回分だと一回あたり4080円になる。

 

経験上、カウンセリングは続けないと意味がないと感じたし、この価格ならば続けやすいと思ったので、3回分のビデオカウンセリングを申し込んでみた。

 

ただ費用を支払うときに、3回分の予約を一気に入れないといけないのはは難点だと思った。

 

個人的には必要に応じて、柔軟に予約を入れたかった。

 

(期間など関係なく柔軟に予約を入れる場合は、割引料金は使用できず、一回分の料金をその都度支払わなければいけないのかもしれない。)

 

出来の悪い自分は許せない。必要なのはケセラセラ。

 

朝から頭痛があり、調子が悪かった。

 

授業を受けていたが、難しくて追いつけていけない。

 

出された課題について考えなきゃいけないが、いっぱいいっぱいで頭が回らない。

 

他の生徒達とグループで話し合わねかればいけなかったが、どうしても余裕がなく『私は授業についていけるほどの英語力がなくて、わからない。』と言い訳をして、ずっと黙っていた。

 

「なんて感じが悪いんだろう。」と自分でも思ったが、仕方がなかった。

 

この授業の間、どうしていいかわからなくなり、絶望感を感じた。

 

仕舞いには、「私は何もできないつまらない人間だ。」とまで考えるように。

 

自分にガッカリして涙が出てきた

 

今の学校ではいい成績を取る必要はない。

 

この授業がわからなくても、将来の職業に影響があるわけではない。

 

卒業できる最低限の点数を取ればいい。

 

今は外国に滞在するために、学生ビザで学校に通っているだけ。

 

ほどほどにやっていればいい。

 

そう頭でわかっているのに、出来の悪い自分は許せないのかもしれない。

 

優秀な自分でいなければいけない」、と心の奥底で感じているのかもしれない。

 

それで劣等感を感じて自己嫌悪になっているのかも。

 

なんて厄介な性格なんだろう。

 

自分で追い込んで、自分で落ち込んで、自分自身で鬱を悪化させている

 

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全てにおいて全力疾走しなくてもいい。

 

全てのことが得意な人なんていない。

 

誰だって不得意なことがある。

 

たまにはほどほどにやってもいいじゃないか。

 

昔流行った言葉を思い出した。

 

ケセラセラ〜 

 

物事はうまい具合に進んでいく。

 

だからあれこれと気を揉んでも仕方がない。

 

自分を苦しめる必要は全くないのだ。

 

 

HSP・躁うつの悩み:人と会わないで生きる方法はないのか?

 

今朝、目が覚める前(体が起きる前)にうつ思考になっていた。

 

しばらく嫌な気分になった後、やっと目を開けることができた。

 

「はあ、またか・・・」とため息が出た。

 

無意識の時にうつになるなんて、私の脳はどうなっているんだ

 

寝ている時くらいは、ゆっくり休ませてほしい。

 

気分もすぐれないし、まだ眠たかったので、二度寝をしようとまた目を閉じた。

 

するともう一度うつ思考になり、悪い考えが頭の中をぐるぐる回って離れない。

 

しばらくして目が覚めた。

 

朝から2回もうつに悩まされるなんて、なんてついていない朝なんだ。

 

これから授業もあるし、アルバイトにも行かなきゃいけないし、今日1日長いのにやっていけるのか心配になった。

 

 

 

調子が悪くなった原因は、昨日の夜、彼の友人達6人と食事をしたからだ。

 

私は本当は行きたくなかった。

 

私は人と会ったり話すと疲れてしまうので、自分の友人でもあんまり会わないようにしてるし、電話も控えている。

 

でも彼の友人達はそれぞれ妻を連れて参加するというので、なんだか断れない雰囲気で、仕方なく出かけることになった。

 

「自分の仕事の予定が入っていたらよかったのに。」と思った。

 

そしたら、それを言い訳にして食事会に参加しなくてもよかったのに。

 

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午後3時に友人宅に到着。

 

スーパーボールを見ながら食事したり、ゲームしたり、お酒を飲んだり。

 

食事会はみんな楽しそうだった。

 

彼の友人達は明るいし、何かあれば彼を助けてくれるような、優しい人たちだ。

 

一方私は、人と何を話して良いかわからないし、面白い話もできないし、気疲れしやすい体質だ。

 

なのでそんな自分の不安と吹き飛ばし、みんなのテンションについて行こうと、早いペースでぐいぐいとお酒を飲んだ。

 

早めに酔いが回った私は、何度もお酒を服にこぼしてしまった。

 

お酒は少し気分を上げてくれたが、それでも私は人の表情を観察しながら、無理して笑っていたと思う。

 

午後10時、思ったよりも食事会が早く終わって私はホッとした。

 

これ以上長引くと体力がもたないし、いくら無理しても笑えなくなってしまう。

 

案の定、家に帰る途中でも、悪い思考が頭の中をぐるぐる回っていた

 

  • つまらないこと言ってしまったかな。
  • 上手く英語を話せてなかったから、意味が伝わらなかったかな。
  • 話した相手に嫌な思いをさせてしまったかも。

 

うつ、反省、自己嫌悪・・・

 

予想通り、やっぱりいつも最後はこうなってしまう。

 

そして最後には「人と会うことは本当に疲れるし、辛い。人と会わないで生きていく方法はないかな。山奥で一人で住もうかな。自給自足生活でなんとか暮らしていけないかな。」と考えながら、そんな山の生活をイメージしてみる。

 

 

 

他の躁鬱やHSPの人たちはどんな生活をしているのだろう。

 

人と接する機会を減らし、ストレスを溜めずに生きていく方法はないのだろうか?

 

平穏に暮らせるライフスタイルがあれば是非教えてほしい。

自分は変われる「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健

私は自己否定が強いので、自己啓発本が好き。

 

そんな本を読んで、自分に自信がつけたいと思っているからだ。

 

前から気になっていたアドラー心理学関係本。

 

その中でも有名なのが「嫌われる勇気」だろう。

 

 

青年と哲人の会話で構成されているのだが、読んでみると驚くことばかり。

 

「何それ!?」

 

「え?そんな考えでいいの?」

 

と今まで考えてきたことが覆されることばかり。

 

【心に残った言葉↓】

 

「他者からどう見られているか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。

 

関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者のために生きる、不自由な生き方です。

 

人は、ほめられることによって、「自分には能力がない」という信念を形成していくからです。

 

どうでもいいはずのごく一部にだけ焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしている。それは人生の調和を欠いた、誤ったライフスタイルなのです。

 

その発想が思いもよらな過ぎで、なかなか腑に落ちないこともあるし、理解するのが難しいことも書かれている。

 

でも、かなり自分と考え方がかけ離れていて、そうゆう見方もあるのだという発見があって面白い。

 

 

 

 

 

あらゆる悩みが消えていく「反応しない練習」YouTube大学

久しぶりに中田敦彦YouTube大学を見た。

 

彼の読んだ本の解説や、お金の授業が面白くて好き。

 

今回は最近鬱思考が強くなっているので、少しでもポジティブになれるような動画を探してみた。

 

そこで見つけたのが、『反応しない練習〜あらゆる悩みが消えていく、ブッタの考え方〜』。

 


www.youtube.com

 

内容としては、悩みの大半は妄想や思い込みのことが多く、それは自己否定からきているらしい。

 

自己否定は自分や他者を攻撃したり、鬱や依存など自己逃避させるようになる。

 

否定防止エクササイズとして3つをあげている。

  1. 外を歩く
  2. 広い世界を見渡す
  3. 「私は私を肯定する」と口に出す

『広い世界を見渡す』と聞いて、ふと以前カウンセリングを受けていたことを思い出した。

 

臨床心理士が「うつの時は、辛いことだけに思考を集中してはいけない。一度自分の気持ちを引き離して、遠くから自分を見てみて。」と言われたことがある。

 

確かに高い場所から眺めるようなイメージで客観的に自分を見てみると、自分がなんて小さなことで悩んでいたのかということが分かる。

 

ブッタの教えは、心理学にも影響を与えてるのかもしれない。

 

反応をしないことで、自分を楽にすることができる。

 

ぜひ書籍も読んでみたくなった。

 

 

「すぐ不安になってしまうが一瞬で消える方法」大嶋信頼

本の表紙を見て、『まさに私のことだ!』と思った。

 

「すぐ不安になってしまうが一瞬で消える方法」大嶋信頼

 

 

 

私に不安がない日などない。

 

常に何からの不安が押し寄せてくる。

 

不安が重なると鬱になり、思考だけでなく体まで調子が悪くなってくる。

 

この本はそんな不安を断ち切るいくつかの方法を紹介してくれる。

 

不安は悪い妄想。

 

簡単なコツを教えてくれて、嫌な不安モードを解除してくれる。

 

特に言及はしていなかったが、HSP向けの本だと思った。

 

漫画本もあるらしいので、それも読んでみたい。

 

しんどくて文章がなかなか頭に入ってこない時にはおすすめ。

 

 

気持ちが楽になる本「私は私のままで生きることにした」キム・スヒョン

ほんわかした表紙のイラストに惹かれたのと、自己肯定感を高めたいと言う気持ちからこの本を読むことにした。

 

「私は私のままで生きることにした」キム・スヒョン

 

 

元々は韓国で発売された本なので、日本語訳されている。

 

BTSのジョングクも愛読したとのことで、韓国で大ヒットしたらしい。

 

『自分を認めて愛する方法を伝えたい。平凡だけど美しい、ごく普通の「私たち」のために!』と言う筆者の思いで執筆された本。

 

本は厚めだが余白は大きくとってあり、1ページに文章を詰め込んでいないので、読み進めやすい。

 

書かれている内容と自分を重ねながら、じっくりと読むことができる。

 

所どことにある、ほのぼのとしたカラーのイラストもかわいい。

 

いろんなことを気にしすぎる私が気に入った1ページを紹介。

 

退職したら二度と会うこともない上司。

たまたま顔を合わせた、どうでもいい親戚。

笑い声がイラつく、くだらない女性。

裏で悪知恵をたくらむ、狐のような同期の同僚。

あなたの人生にとって何の意味もない、そんな人たちに

感情の無駄遣いをするのはもうやめよう。

 

気を揉んだって、うめいたって、憎んだって、

彼らはどうせあなたの人生から

去っていく人なのだから。

 

どうでも良い人のことを考える時間はやめて、自分のことを考える時間に使おう

 

いつも不安で悩んでばかりで、自分をどうしても好きになれない気持ちがずっとあったのだが、読んだ後はなんだか肩の荷が降りた気がした。

 

今回は図書館で借りてきたのだが、大変気に入ったので、購入して手元に置いておきたいと思った。

 

無理しなくてもいい

 

自分に素直に

 

自分のことを好きになって、自分のための人生を歩もう

 

必要以上に感情か伝わりすぎて、HSPは人と喧嘩ができない

 

私は朝からパソコンで海外在住に関するビザについて調べていた。

 

現在も一時的なビザはあるのだが、これから長期的に海外に住む為にビザを変更したいと考えている。

 

昨夜も彼と数時間も話し合って、一旦話はまとまったのだが、私はいまいち納得できてなかった。

 

私は頭の回転や理解が遅く、忘れることも多い。

 

どんどん疑問が湧いてきて、もっと調べないと気が済まなくなった。

 

納得いくまでとことん調べないと気が済まないところは、完璧主義の性格だろう。

 

朝、しばらくパソコンをいじっていると、彼が起きてきた。

 

彼「朝から何をしてるの?」

 

私「昨日話していたビザについてもう少し調べてみているよ。」

 

彼の声色が変わった。

 

彼「昨日あれだけ話し合ったのに、まだ調べてるの?そんなの時間の無駄だよ。せっかくこうしようと決めたのに、君はまた振り出しに戻っているじゃないか。何度も何度も同じことを繰り返していると、こっちまで疲れちゃうよ。」

 

すぐに私の目には涙が浮かんできた

 

私「私は理解が遅いから、納得するまで調べているだけ。私たちの将来のためを考えているんだよ。」

 

涙を堪えながら、なんとか自分の思っていることや状況を説明した。

 

彼「昨日決めたからそれでいいじゃないか。僕だってビザについて考えているし、これまでにいろんな人から話は聞いてきた。これ以上の良い選択肢なんてないよ。」

 

私「・・・(泣)」

 

彼「なんで泣いているの?僕たちはただ話し合っているだけじゃないか?なんで泣いているのか教えて。」

 

彼の口調は確かにいつもよりも強かったが、怒鳴っていたわけではない。

 

彼としては怒ったつもりはないし、私を泣かせたり悲しませるつもりもない。

 

でも、HSPの私には彼の怒りとイライラが必要以上に伝わってきた

 

そして、それが自分を責める気持ちに変わっていった

 

私「あなたが怒っているように感じて怖いから泣いているの。あなたをイライラさせてしまってごめんなさい。私だって何度も繰り返し聞いたり、時間の無駄遣いなんてしたくないし、こんな性格が嫌いだけど、なかなか治せないの・・・。」

 

彼はその後、これ以上ビザについて調べることはない理由を説明したが、鬱に突入してしまった私の頭には全然内容が入ってこなかった

 

そしてしばらく彼は話すのをやめて沈黙した。

 

険悪な雰囲気が耐えられない。

 

もっと自分の気持ちを伝えたいし、とことん話し合いたいが、脳がストップして言葉が出てこないし、相手と言い合ってやるという力も出てこない

 

これ以上話すと、言わなくても良いことまで言ってしまいそうだ。

 

これ以上話すと、彼に嫌われてしまうのではないかと不安だ。

 

これ以上話すと、破局して私が日本に帰国しなくてはいけなくなるのではないか、ということまで頭をよぎった

 

結局数時間話し合って、どのようにしていくのか方向性を確かめて、喧嘩(話し合い)は終了した。

 

朝から大泣きして体力気力を消耗したので、その日1日を過ごすのが本当に辛かった。

 

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彼は私を理解しようと努力はしてくれているが、HSP躁鬱病の本当の気持ちは当事者じゃないと理解できないだろう。

 

喧嘩や言い合い、自分の意見を言うことは本当に大変だし、身を削る思いだ。

 

でもポジティブに考えてみると、悪いことばかりではないかもしれない。

 

以前は何かあるとひたすら泣くだけで、ひとつも言葉が出てこなかった。

 

なぜ私が泣いているのか、相手に気持ちを一つも伝えられなかった。

 

そう考えてみると、私は少し成長しているのかもしれない。

 

 

知人の死〜ショック・残念・自分を責める気持ち〜

 

ある日以前の同僚と、ビールを飲んでつまみを食べながら、他愛のない女子トークをしていた。

 

当時働いていた職場の話になる。

 

彼女はかなりの情報通なので、いつも新情報を教えてくれる。

 

オーナー、同僚、常連のお客さんが、引っ越したとか、結婚したとか、犬猿の中になったとか。。。

 

同僚「常連のAさんってすごく良い人だったんだよね!あれ、会ったことなかったけ?」

 

私「ないと思うな。3年ほど前の話だし全然わからない。」

 

同僚「うーん、いつもBさんとも来てたよ。あと名前忘れちゃったけど、自殺した人とも仲良かったし。」

 

一気にほろ酔いが覚めた

 

そして私は目を大きく見開いて、しばらく何も言えなかった。

 

私「えっ!?誰それっ!?本当に!?」

 

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話をよく聞くと、その人はCさんと言って私も面識がある40代の男性常連客だった。

 

彼の印象は、いつもニコニコしていて、友達とワイワイ飲むのが好きで、酔い潰れちゃうこともあったけれど、礼儀も正しいし、私たち従業員にも優しかったし、感じのいい男性だった。

 

当時私は掛け持ちでカフェのバイトもしていた。

 

その話をCさんにすると、「カフェと家が近いから、今度行くね。」と言って、何度か遊びに来てくれた。

 

そして2回ほどは、彼は子供を連れてきて、私に紹介してくれた。

 

彼は国際結婚していたので、小学生くらいのハーフの可愛い子供たちがいるんだなーと思ったのを覚えている。

 

その後、私は仕事を辞めて引っ越し、留学したり、コロナで実家に引きこもっていたので、彼と会うことも連絡を取ることもなかった。

 

連絡先も消してしまった。

 

 

 

同僚曰く、数年前に急に失踪して、遺体で見つかったと言うことだ。

 

詳しいことはわからないが、外傷も特になく、他殺の可能性はなかったらしいので、自殺ということになったようだ。

 

何があったのだろう。。。

 

良い人だったのに、鬱だったのかな。。。

 

あんなに可愛い子供たちがいるのに。。。

 

ずっと『なんでなんでなんで』が頭から離れない

 

もっと話聞いてあげれば良かったな。。。

 

もし鬱だったとしたら、私も少しは気持ちをわかってあげられたのに。。。

 

連絡先を消さなければ良かったのかも。。。

 

次第に少し自分を責めるような気持ちになる。

 

彼と特に親しい間柄ではなかったが、ショックで残念な気持ちがとても大きい。

 

愛想らしい人懐っこい笑顔のCさん、天国でもそのままに笑っていてほしい。